ラブライブ!スーパースター!! 第一話感想

最高だった……

どうも「スーパースター楽しみー」と浮かれていたら、バチクソに腹具合が悪くてしんどい空箱です。

ラブライブ!スーパースター!!観られましたか?

今すぐに観てください

ホントに損しないと思うので。

ラブライブ!スーパースター!!ってなに?

まずは「ラブライブ!スーパースター!!」本作の簡単な説明から。

スーパースター!!はラブライブのアニメシリーズの4作目。シリーズ初の挑戦が多い作品です。

初の五人組グループ。初の一般応募オーディション。特に一般応募に関してはスーパースター!!の「私を叶える物語」のコンセプトに併せてのものなのでしょうか?良いと思います。

そして本作の学校の、結ヶ丘女子高等学校。この学校は新設校なので、廃校の心配が無い!(多分)

これまでの(虹ヶ咲を除く)アニメシリーズでは、廃校阻止の為にラブライブ、という言わばスクールアイドルの甲子園に出場するのが、スクールアイドルを行う理由の一つでした。

しかし、本作にはこの理由が(多分)使えないので、シリーズに対して食傷気味という方にも割りかし新鮮な気持ちで観て頂けるかもしれません。

挫折のAパート

これからは実際に観た感想を書いていきます。

ほぼオタクの叫びです。

かのんちゃんカッコいい……(キュンッ)

いきなり主人公の〝澁谷かのん〟による歌唱シーンから始まるスーパースター!!

ギターを携え、空に向かって伸びやかに歌う姿は、歌が好きな彼女を表しているのでしょう。

一転次のシーンでは、夢として語っていた結ヶ丘の音楽科の試験で失敗し、やさぐれた姿(ここ好き)

登校途中に出会った中学時代の友人達は、音楽科の白い制服を着ていて、それに対して「もう気にしてない」というセリフ。

明確に失敗(言い方良くないかも?)をしているキャラクターなんですね、かのんちゃん。

家を出る時にしたヘッドホン。あれは自分と外の世界を分つ為の使い方をしてる様に見えました。

割とダウナー系の印象強めでしたね。最初に出た自己紹介PVでは内気だけど歌が好き、みたいなキャラだと思っていたので、より好きになりましたね。

友人達との気まずい邂逅から一転、逃げ出してからは軽やかな足取りと歌で伸び伸びした姿を見せるかのんちゃん。

歌ってる時は本当に楽しそうなんですよね、彼女。ここから先の会話シーンは、常に自分の一部を殺して喋っている様な感じなので、歌のシーンの朗らかさが際立ちますね。

そして運命の出逢い!!

歌っている姿を上海からの留学生、唐可可(タン くぅくぅ)に見られたかのん。

何やら、ときめいた様子の可可。かのんに詰め寄り中国語で捲し立てる!

カワイイ……

今の所Liella!の推しは可可ちゃんなので、大満足のチェイスシーン。

逃げるかのんを追いかける可可!かのんちゃんの動きも中々良いんですよね……基本的に可可ちゃんの前だと顔が引き攣ってる気がする。

そんなこんなで登校!入学式!かのんちゃんが曇る!

登校途中で遭遇した幼馴染〝嵐 千砂都〟音楽科の白い制服を着る彼女はダンスが好きな子です。

彼女との会話の中でも歌はもうやらないの?と問われれば、もう音楽は辞めたと答えるかのん。寂しそうな、悲しそうな顔をするんですよね、かのんちゃん。

学校に到着すると二人は別れる訳です。千砂都は同じく白い制服の子達と一緒に。かのんは一人で。悲しいなぁ……


結ヶ丘は音楽が強い学校なんだとか。やたら強い声の学園長(CV.朴璐美)の紹介で知りました。(ラブライブ世界の学園長の声強すぎないか……?)

何と言うか……この学校において音楽科は重要なポジションにあるようで。歴史の流れを汲む音楽科に対して学園長も〝特に音楽科の生徒は──〟と期待してある様子。

それに対してかのんちゃんが目を伏せているのは、まだ音楽を諦めきれない証拠ですね。千砂都ちゃんも心配して振り返ってますし。(全校集会なんだから前見ろ!)

冒頭で結ヶ丘の音楽科に入る事を中学時代の自己紹介にて夢だと語っていたかのんちゃん。高校での自己紹介では、猫を飼う事なんて言う姿に寂しさを感じましたね。(同じくらいドキドキしましたが)

「あー!アンタ朝の!」「げっ 朝の変な女!」

なんてのは漫画、アニメの定型でして。

かのんの自己紹介をキラキラと見つめていたのは「高校生活初日の朝に遭遇した、おもしれー女」こと唐可可。

自己紹介で「皆さんとスクールアイドルがやりたいです!」と話す彼女は、夢を諦めようとしている澁谷かのんとの対比なんでしょうかね。

ダーッシュ!

放課後になったら即教室を飛び出すかのん。追いかける可可。かわいいですね。

可可ちゃんの間延びした「まってくださーい」がとてもクセになる。

興奮すると母国語が飛び出す可可ちゃんは、ラブライブシリーズでイマイチ活用出来ていなかったバイリンガル属性をちゃんと組み込めていますね。

そして現れる生徒会長(強敵)……!

スクールアイドルに反対する生徒会長はラブライブシリーズの伝統ですね。必要か?と思わない事もないですが(少なくとも)第一話はかのんちゃんのキャラクター性を表す一助にはなっていたのではないでしょうか?

歌を人前で歌わないかのんも、歌う人を応援したい。その思いからスクールアイドルに反対する生徒会長〝葉月 恋〟に食ってかかる姿には冒頭のダウナーな印象だけではない、熱い面も感じられてとても良いですね。

そんな白い制服を着た生徒会長の言は音楽科の特権意識を感じられますね……!「音楽科の生徒の邪魔にならないよう」なんてセリフとか、かのんちゃんのコンプレックスにクリティカルヒットなんじゃないですか?

自分が音楽科に落ちた事を語るかのん。才能が無いから「だから音楽はおしまい」と言って去る背中に叫んだ可可の

「おしまいなんて あるんデスカ!?」
「好きなことを頑張ることに おしまいなんて あるんデスカ!?」

泣く、泣いた。

涙腺弱々になったので、ダメですねコレは。MVPでしょコレは。

再起のBパート

実家の喫茶店で可可と話すかのん。冒頭もそんな感じでしたけど、茶々を入れる家族に対する当たりが強めなの良いですね。

自分はやらないけど、可可のスクールアイドルをやりたい思いは応援するかのん。

(バイトしてる姿を見る目的もあったのでしょうが)即千砂都に興味ある人居ない?って聞きに行くのは行動力!って感じですね。本人がやる気無いみたいでしたが。

そこでも語られた音楽科の内部事情。スクールアイドルが嫌いな人もいるって……これからが大変なんじゃ……

翌日から勧誘活動開始!クラスメイトに聞きに行くのホントに凄いですよね。マジ応援じゃん……

生徒会長から隠れながらも勧誘を続ける姿は地下活動みたいで、なんと言うか……色々想像しちゃいますね!

手応えなしの初日のラスト、可可はホントはかのんさんとスクールアイドルがやりたい!と思いをぶつけます。

かのんはその手を振り払ってしまい……

ヘッドホンをして去ってしまう。外と自分を分かつアイテムとしてまた、ヘッドホンが登場していますが最初とは少々違いましたね。

最初は自分に蓋をして外から何も入って来ない様にした。

そして今回は外からの声を絶った結果、自分の内なる声にフォーカスする事になりました。

結果音楽が好き、と言う自分の気持ちに素直になったかのんは思うままに歌い──

というところで挿入歌「未来予報ハレルヤ!」

「晴れるや」とキリスト教の賛美を意味する「ハレルヤ」を掛けている感じですね。

作詞が宮嶋淳子さん。Liella!においてはデビューシングルのカップリング曲「私のSymphony」の作詞を担当された方。畑亜貴さんじゃないんだ……ってなりましたね。虹ヶ咲だと畑さん以外の方の作詞の方が多いんですが、スーパースター!!もそうなるんでしょうか?

「つまづきも羽にして」って歌詞はかのんの状態を表す様ですよね。

その後の「飛べるさ よっしゃ!」のかのん好き。めっちゃ好き!

人前で歌えた!で第一話おわり。

最後に

満足感の高い一話でした。無理にメンバー全員のキャラ紹介しなくても良いんですよね。五人で余裕もありますし、今回はかのんと可可のお話って事で。

最後に流れた「Primary」も宮嶋さんの作詞なんですね。「リエラのうた」はどうやらEテレでの放送でしか流れないようですが、これとは別にEDがあるんでしょうか?CMの時間が無いから出来ることですね。

まだアニメ本編で語られていない話ではありますが、一話でも少し登場した〝平安名すみれ〟彼女は「始まりは君の空」のMVにてかのんに共通しそうな要素を感じたので、この先のエピソードに期待ですね!

どうもオリンピックだのなんだのの放送で飛び飛びになる様ですが、NHKなら再放送何度もやるでしょうし、それも楽しんでいきたいと思います。

放送前よりも大分、期待値上がる一話でしたからこの調子で続くといいですね。

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