ラブライブ!スーパースター!! 第12話感想と考察

めっちゃ良かったですよね!ライブツアーのラストで二期制作決定!とか出ますよ、おれは詳しいんだ。

まぁ、二期は既定路線でしょう。なんならこのペースなら三期もありそう。プラス劇場版で卒業をやるとか?気が早すぎますね!まぁそれだけ楽しみなんです。

何故Liella!は負けたのか

ここから本題です。

結果としてLiella!は初めて出場したラブライブで東京大会で二位。決勝への出場ができませんでした。まぁ、正直これは(メタ的に)予想できましたよね。なにせμ'sもAqoursも最初に出場したラブライブでは予選敗退していますから。

ならば作劇的に「何故Liella!は負けたのか」の理由付けがLiella!にもあるはずです。

μ'sは「無理が祟った」でしょうか。穂乃果のラブライブにかける想いが空回り、自身とメンバーに悪い影響を与えてしまいました。

Aqoursは何でしょうか?帰りの電車を待つ千歌の独白を聞くに「自分の事が見えていなかった」とかですかね?μ'sへの憧れだけではなく、自分達の輝きを追い求める。その意識が無ければ越えられない壁にぶつかったように思います。これはメタ的に、大成功したラブライブ!(μ'sの物語)の続編である事の呪縛を破る事(守破離の破)と繋がるように読み取りました。

ならばLiella!は?これはサニーパッションが言っていた事と繋がるのでしょう。簡単に言えば「勝利への貪欲さが足りない」でしょうか?勝ちたいという想いがまだ、かのんには無かったのでしょうね。それがサニパに負けて初めて目覚めた、とそういう事だと思います。

なにせ、Liella!は勝利に拘る理由が少なかったんですよね。μ'sもAqoursも(始まりは)廃校の危機から学校を救うを目標にしていました。その点Liella!はそれをメインにはしていませんでしたし、結局可可の帰国がどうとかも、あの段階では問題になっていませんでした。

だからと言って何か問題が必要だ!とかでは無いです。A-RISEやサニパは(読み取れる限りは)純粋に「優勝したい」の想いでラブライブを闘っているので、彼女達と同じラインに立つには同じだけの貪欲さが必要なのかな、と思いました。「まぁ勝つにはプラスα必要なんでしょうが……)

スーパースター!!一期はLiella!のプロローグだった

12話にて流れた挿入歌「Starlight Prologue」タイトルの通り、プロローグなんですよね。オープニングが「START!! True dreams」エンディングが「未来は風のように」この12話は全てLiella!がラブライブ優勝を目指す物語のプロローグだったんですね。

今回の曲のテーマが「星」と聞いた時、3話の「Tiny Stars」がどの様に成長したのかが聴けるのか!と、最終話だった事もあって総決算的な曲になるかと思っていました。そしてお出しされた物がプロローグだったので、まだまだ成長するって事か!と膝を打ちました。めっちゃ楽しんでます。

ラブライブの呪縛

一期をまるまるーっとプロローグ的に使うのは、サンシャイン!!を彷彿とさせました。あれも二期からがAqoursの物語って感じがしたので。一期はラブライブ(無印)続編って感じが強かったように思いました。その辺りはスーパースター!!にも感じていて、あちこちに過去作の要素が散りばめられている所にはラブライブシリーズの続編ですよ!感がありましたし。

もはや呪縛に近いのでしょうけど「ラブライブの伝統」とか、視聴者側が掛けているもの以外にも制作サイドの拘泥、と言うのは乱暴でしょうか?その様な物を感じていました。

しかし、最終話のラストを観て少しびっくりした点もありました。それはLiella!が歌うステージへ生徒たちが案内をするシーン。雪の中を駆ける彼女達の姿、イルミネーションに彩られたステージには、μ'sのスノーハレーションを想起させられました。この段階では「ファンが喜ぶことやっているなぁ」とワクワクしていたのですが

パフォーマンスの後、敗退した所で少し驚きました。というのも、スノーハレーションはファンの中で、あまりに大きくなり過ぎている様に感じるのです。「伝説」なんて呼んでいるの方々もいらっしゃいますし、あのシーンのオマージュをした上で負けるのは、結構挑戦的だなと。

これは無印と同じ監督による新作、だからこそ出来た事だと思います。ファンは当然〝あの〟伝説が再び!?なんて期待しますから。梯子外しじゃないですけど「ちゃんと彼女達の物語ですよ」と伝説を作り、ある種の呪いを掛けたその人が、呪いを解いた様に思ってしまいました。

最後に

ワー!っと思い付いた事書いてスッキリしました。取り敢えずはツアーですね!カウントダウンライブもありますし、Liella!の闘いはこれからだ!って感じです。

密度ヤバいですけど、供給が多いのはオタクとしてありがたい限りですね。フォアグラみたいに詰め込まれている様な気がしますが……


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