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#1 Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)

はじめまして!こまと言います!
現在、SHElikes(以下:シーライクス)というキャリアスクールで、Webライティング、Webマーケティング、広報・PRを中心に、キャリアチェンジを目指して勉強しています。今回のテーマは、Webマーケティングの理解を深めるために取り組んでいる「マーケティングトレース」のご紹介をしたいと思います。

こちらの記事は、マーケティングトレースに興味がある、もしくは受講されたSHEメイトさん向けに書かせていただきました。少しでも参考になれば幸いです。

1.マーケティングトレースという最強のツール

シーライクスに入会してまもない頃は、20コース近くある講座を使いこなせずに勉強迷子になっていました。軸が決まらないまま、受講をはじめ、このままではお金の無駄になってしまうと思いつつも、ようやく2ヶ月目にしてエンジンのかかる出会いがやってきました。

ある日、まったく気にしていなかったアーカイブ視聴のお知らせ通知がきました。それは、「マーケティングトレース講座」のアーカイブ視聴のお知らせ通知でした。試しに参加型の講座の雰囲気もみてみたかったのもあり、さっそく視聴してみました。

分析方法が細分化されていて初心者でもわかりやすい。
好きなブランドだからやりやすい!
これはおもしろい。
というか、わたし、”得意”かもしれない。

講座をみた後は、軸にしたい分野が決まり、Webマーケティングコースの卒業制作までたどり着くことができました。マーケティングの勉強がしたい!もっと知りたい!その気持ちがわたしの原動力になっていました。

そいえば、なんで得意だと感じたのか振り返ったら2つの記憶がよみがえってきました。どちらもバックグラウンドストーリーの作り込まれたブランドや世界観が好きで夢中になっていたなと。

気になるブランドがあると、教授の研究室にこもって参考文献やバックナンバーを読み漁り、現地や店舗にフィールドワークに行ってはフェイスブックに記録を載せていた学生時代。
コーヒーの歴史や知識、商品、パッケージストーリーが大好きで分析してはイベント企画や社内通信を作ってアウトプットしていた前職。

まさに自分のしていたことは、勝手にマーティングをしていたのだなと思いました。自分が何気なくしていた嫌いじゃないことが、このアーカイブ視聴で、わたしの中に眠っていた「分析能力」をたたき起こしてくれたのでした。

わたしのマーケティングトレース初体験は「b-monster」でした。フレームワークを埋めるプロセスを楽しみながら、自分なりの仮説を完成させていく時間。あっとゆうまでした。このトレースもまたご紹介できたらと思っています。トレースも、もともとある分析の方法にはめていくので、わかりやすく、客観視しやすい。分析するには最強のツールなのではないかなと思います。

この講座は、通常のコースにはなく、ワークショップ形式になっており、毎月プロの講師の方が開催される特別枠で開催されている内容です。
講師をしているのは「マーケティングトレース」を主宰しているパンダ好きな黒澤友貴さん。どんなことをしているのかはぜひ黒澤さんのnoteに寄り道してみてください!本も出版されているのでより深めていきたい方は購入をおすすめします。(わたしは、大好きなBリーグの分析があったので即購入しました。笑)

2.Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)編

さっそく、今回分析をした「Soup Stock Tokyo(以下:スープストック)」を解説していきたいと思います。

皆さんは、スープストックと聞いて何が浮かびますか?
「なんかお腹すいたなあ」(いまのわたし!笑)
「わたし、あのスープが好き」
「なかなかお店ないよね、どこにあったっけ?」
「サクッと食べて次(の予定)に行こうかな」

わたしのの場合は、
「(体調が悪くて食欲がなくても)ここのスープならなんとか食べられる!よし、食べよう!」
ってなります。

女性の方は馴染みがあるのではないでしょうか。
”一人でも入りやすくて、無添加で健康にもいいし​、すぐに食べられるから買い物の途中で寄ろうかな”

これがまさにスープストックの戦略なのでは?と思いました。


3.トレースの手順


講座では、フレームワークとと言って、分析をする時に便利なツールを使って企業を調べていきます。

わたしがトレースをしていく手順としては、

1.事前シートで分析
2.トレース企業のオウンド、ペイド、アーンドメディア分析(余裕があればでOK)
3.公式HP、本の調査、店舗があればいってみる、聞いてみる、サービスを利用してみる
4.1stマケトレ(事前シートを見ながら記入していく)
5.講座受ける(事前にある程度、情報を書いておいて、講座を聞くことに集中、もしくは追加で講師の方から言われたツールで調べてみる)
6.内容を共有(必ず他の人の意見を聞く)
7.アウトプット

それぞれのやり方があるので、一概に絶対に効果的!ではないですが、わたしがしていてとても楽しいやり方でした。結構時間かかりますが、それも醍醐味なので大好きです!

4.手順の詳細

1.事前シートで分析
下記のシートを使って、企業のことをさまざまな観点からのぞいていきます。ポイントは、トレースする企業と外部のサイトをとにかく見まくることです。
左上から、企業の概念、概要、事業規模、IR資料(企業が上場の場合)
公式サイト・採用サイト、外部サイト(Honote,Newspicksなど)、他にSNSをチェック
とありとあらゆる視点から探っていきます。
企業のカテゴリーを調べておくと、後で役に立ちますよ〜!

この段階で調べ、スープストックで印象に残ったのは、採用方法企業理念。
表現者選考、バーチャル社員証、LGBTやダイバーシティを意識した人材の作り方が面白い。また、サービスや日本の文化の貢献へつなげる意識ができている部分も他にはない面白さがある。
・理念に関しては、スープを「食べる」概念に持っていき、世の中の体温を上げるための行動指針がサイト内に盛り込まれている
ペルソナ設定がかなり明確。
→明確だからこそ、それ以外のカスタマーを取り入れるための工夫はどこにあるんだろう。


手順の1〜4.は、自分のできる範囲で講座に望むときに、自分がどんな状態で聞きたいか、取り組みたいかで、変えてみてもいいと思います。
わたしは、とことんタイプなのと、講座はしっかり聞いて新しい情報を取り込みたいので準備を欠かさず行います。大事なのは楽しんで取り組むことなので嫌にならないでくださいね!笑

5.講座を受ける
下記のPCで入力した部分は事前準備でメモした内容です。
書き込んでいる部分は、講座中に大事だと思った内容や受講しているSHEメイトさんの意見を取り入れたものを記入しています。
ただ、これを完璧に完成させることが大事ではないです。
あくまでもこれはメモで、分析した内容をベースに自分に何ができるのかを考えていくことが大切だと思っています。

全部、フレームワークで考えるので、そこへ事前準備した内容をすり合わせるだけです。

トレースは左上から順番に埋めていきます。
・PEST分析
・5Forces分析
・ターゲティング
・ポジショニング
・4P
・成功要因の整理
・自分がその企業のCMOだったら?


最後の2つの項目”成功要因の整理””自分がその企業のCMOだったら?”
この2つは、このトレースの内容をまとめるようなイメージです。この部分はたくさんの方と共有して、たくさんの考え方があるんだなと体感して欲しい部分でもあります。わたしはここの部分を聞くのが大好きでっす!世界が広く見えるし、多様性を受け入れられる機会だなとも思ってます。

わたしが受講して、考えた成功要因を引用すると

要因1:個食が進む中、1人でも食事がしやすい、健康に気を使いたい人たちのファストフード店になれた。
要因2:日本国内の農業に関わることで支援、話題にもつながった。※フードロス、SDGs、ヴィーガン


自分がその企業のCMOだったら?

・カトラリーを伝統工芸品とコラボする(これはすでにやられていました)
・美術ホテルの建設(代表遠山さんの記事をみて思いついた)
・食へのコンサル/地域まちおこし隊派遣とか
・医療業界への参入(病院食)

この2点でまとまりました。
この”CMO”だったらの観点はとても大事だと思います。
以前、Webマーケティングの卒業制作をした際に評価をいただいたときの内容にも必要だと感じるコメントをいただきました。

もう一歩大きく考えられると良い。経営やオペレーション・財務の観点でマーケティングを考えるとさらにCMO視点に近づける。


自分の言葉で企業が動くと思うとめちゃくちゃ緊張しません?でも、企業が生き延びるために必要な戦略だと思えば、その思考を鍛えるために、この”自分がその企業のCMOだったら?”の部分を見出すのはすごく大切だと思いました。

なので、他が上手く埋められなくてもCMOだったら?の部分はめちゃくちゃ時間を使って考えます。ここを考えるのがわたし、一番すきです。笑


5.SHEメイトさんとのセッション

わたしが何よりも楽しんでできているのは、分析を共有する時間があるからです。
1人でやると考えが偏ってしまうし、できなくなるともう無理で終わってしまうんですよね。せっかくやったのに、もったいないし、あくまでも仮説を立ててアウトプットするまでがトレースなので、世に出せるようにみんなの力を借りるのです!

下記の2枚は、今回のスープストックで、グループセッションした内容をまとめたものです。ここで得た情報はわたしにとって、”自分で探し出せなかった裏側”でもあるのでとても有益だと思っています。だからこそ、すぐに展開できるように講座後にグラレコ、もしくは共有用のツールにすぐ書き込みをしていきます。プラス、最後に黒澤さんからトレースした内容の評価と、企業のトレースの成功要因の参考もいただけるので充実した3時間を過ごすことができます。

今回のグループセッションの思い出
・時間軸で考えてみると企業がスタートした背景がわかりやすくなることから、下記は講座終了後にグラレコ。グループ内のSHEメイトさんの意見をいただきながら、講座の内容とすり合わせてまとめました。


・下記のツールは、講座中にグループセッションで一緒になったSHEメイトさんの意見がすぐに反映されて、発表するときに、みんなに伝わればいいなと思って作ったわたしの必殺アイテム。笑
(時間がなくて焦って打ち込んだからCMOがCOMになっているのはご容赦ください。笑)


6.さいごに

この記事を載せるまで、迷いに迷って、書いては消して、下書きに保存しては消しての繰り返しをしていました。実を言えば、SHElikesで学んではいるけれどマーケティングに関しては未経験ですし、素人です。これであっているのか、大丈夫なのかビビりすぎて、やるやる詐欺をして、「わたしなんか」の呪いにかかっていて、なかなか出せませんでした。

「失敗してもいい、行動してから後悔しよう」

今年のわたしの目標です。
小さな成功体験を重ねて、自分らしくいることが何よりも自分の人生の肯定につながることをこの1年かけて学びました。

そのはじめの一歩をわたしの大好きな分野で書きました。少しでも、誰かの背中を押せて、届いていることを願っています。

読んでいただきありがとうございます。
またの更新まで。





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