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第二期Σリーグ6節 第2試合 B卓 振り返り自戦記

僕はここまでΣリーグで8連勝しています。
それを踏まえて試合前に思っていたのは「次も勝つぞ!!」ということではなくて

「自分の連勝の可能性のためにチームのptを減らすような選択はしない」

ということ。やっているのはあくまでチーム戦。リーダーがチームのためではなく自分のための選択をしているところが目に見えるとそういうところから信頼が崩れてしまうような気がする。そういう意識で開始した試合。

東1局0本場

メンピン立直。100回やって100回曲げます。曲げるしかないんですけどたまに親から反撃を受けて5800放銃とかになるのでそのパターンを引かないでくれと言う恐怖はある。絶対曲げるし結果は結果なんですけどこの恐怖の感情自体は持っていた方がいいと思う。可能性自体は常に考慮すべきだしそういう感情が捨牌から何かを読みとろうという意識を生み新しい発見につながる可能性があります。

結果は下家の1000オール。

東3局1本場

対面の2pポン。7sが通り8sも通りそうなので2pをポンし7s8s落としで和了りを取りにいく。ただこのルートはリスクはないですがリターンが少なめで門前なら6p一枚勝負で満貫級の両面聴牌が入れられるかもしれないのでこのルールでどちらがいいのか難しいところ。ただ9sが薄くそれ込みなら2pポンの方がやや得っぽい気はする。なんというか天鳳っぽい鳴き。

うまくかみ合って2000点と供託2300点で4300の収入。鳴かなければ4mツモで跳満リーチが打てていたことは忘れる。

南1局0本場

ラス目に追いかけリーチ。これは曲げてよさそう。ツモると相当トップで放銃しても残り局数的に捲り返せる可能性が十分あるので余裕があるうちにトップ抽選を受ける。結果は対面から6400出和了り。

南2局1本場

下家がリーチ

白を切れば聴牌。ただフリテンも合わさってここは打9pで聴牌取らず。

ただこれは切ってもよかったかもしれない。序盤に役牌がバンバン切られているリーチに役牌はやや切りやすい。役牌対子があるともう一個重ねて混一や対々にしたくなるので他の役牌をひっぱりがちです。逆に言うと役牌の対子が無い場合は役牌を早めに見切りがちということ。あと手牌にドラで打点がある時に役牌をもっているとダブルバックで安定させるためにこのケースも他の役牌をひっぱりがちです。序盤に役牌が切られている場合はこのケースも減ると考えるとここで白で打ってもそこまで高くないケースの方が多いとみて押す手はあったように思う。

それを踏まえても降りるべきだったかもしれないが思考が浅く生牌というだけであっさり打9pを選択したことは後悔している。

結果は和了りを逃した上に親に聴牌を取られ連荘。選択は問題なかったとしても思考がダメ。要反省局。

南2局2本場

降りの予定が5pが重なり復活。リーチには7mが通っており2mも4枚見えで1-4mがノーチャンスなので4mを切りたい。問題は対面。

4mはリーチに押している対面に当たる可能性があるがこちらが赤赤でかつ対面の西の対子落としが見えていたので白があったら西切らないよねということで打ってもタンヤオ赤1の2900までということで打4mとして放銃。白がないことが分かっているなら打ってもいいと思う。

南3局0本場

打5s。清一色(混一色)一直線。昔は順子手と天秤をかけてましたが最近は一直線。3pを引かない限りは染め手の構え。このルートの方が速度負けした場合も手牌に字牌があって対応しやすい。和了り最優先でパンパンに受けた場合先手を取られたケースで押しにくいこともそれなりにあるのでこちらの方が安定する可能性があると思っています。ただ他の色を引いた場合基本的には使えないのでもろい部分もある。この辺は試行錯誤中ですがとりあえず今は全力混一をよく選択しています。

打1sで聴牌。リーチする手もありますが流石にダマ。曲げた方がでやすいというのはあるかもしれませんが現状でもそこそこでそうなので清一色への変化を待ちます。

清一色になって放銃。これは止めるわけなしとして清一色一直線であるべきだったかどうかは要検討。

南4局0本場

ここが僕としては一番面白かった。ツモ3mではあったものの4-7p先埋まりであれば中筋の4mを切ろうと思っていました。2-5mはあまりに危なそう。そう思っている所にツモ3m。

ここで思い出していたのが最初に書いた

「自分の連勝の可能性のためにチームのptを減らすような選択はしない」

という考えです。

ここでの状況としては
上家のマンツモで2着。
上家のハネツモで3着。
上家に満貫放銃で3着。
上家に跳満放銃で4着。

と言う状況。

ドラがたくさん見えているのでカンは入っているものの案外跳満まではいかなそうではある。となるとワンチャン4着になる抽選よりはたまに3着になってしまうがほぼ2着で終われる降りを選ぶのが無難な気がします。4-7pもあまり和了れそうな感じがしませんし。

まずこう考えました。というか普通はこうじゃないでしょうか。
ただ面白いことが起きてこの思考をした後に

「いや、待てよ?『無理にリスクを負ってトップを取りに行かない』という思考に囚われていないか?リスクは3着落ちで報酬がトップならトップの偉さで押した方がいいのではないか?トップが取れそうなのに『連勝にこだわってないからww』というポーズのために不要に降りようとしてないか?」

と言う思考が流れました。

そして

リーチ。これがいいのか悪いのかは分かりません。しかし

『無理な押しをしないことを意識した結果押さな過ぎを恐れて押しすぎになる』

という心のメカニズムが発動しメチャクチャ面白いなと思いました。

押しすぎないぞ!!と思うことが逆に押しすぎを引き起こすの面白くないですか?

この局は流局。
南4局1本場

一本場。対面にマンツモされると3着でドラが使いやすい牌でその可能性が十分あります。自分の手も悪いですしチームptも十分にあるので無理せず7m2mと切り下家にアシストして

横移動を誘発。自分の手がなんとなく形になったので惜しい気もしますが十分な結果。

と言う感じで2回目の登板は2着終了。トップ記録が途切れたのは残念ですがそれにとらわれず2着でptを持ち帰れたのはよかったですね。

次戦は10連続連対頑張ります。

試合は控室を空月ハルキ(@AkitsukiHaruki)さんに依頼したためアーカイブはこちらにあります。
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