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自己紹介~大学時代~

私が大学生になるまでには一年回り道をした。
広島の“親不孝通り”で暮らした。
親不孝通りって??
それは、予備校が並んだ道のこと(笑)

一年浪人はしたけど、国公立の受験はうまくいかず。
京都の私立大学に合格していたので、そこへの入学を決めた。
そして3月31日。4月1日の入学式に夜行バスで向かう日。
午後3時ころ電話がなった。
「神戸の公立大学ですが、補欠合格になりました。どうされますか?」
・・・・・。
「いやいや、もう今晩出発するんです。やめときます」
タイミングが悪いなぁ、と思ったけど、
この約10か月後に阪神淡路大震災があったことを考えると
大きな分岐点だったかもしれない。

大学に入り、明日香と出会った。
私に大きな影響を与えた子。
最初は距離があったが、放課後の教室に二人になることがあり、
そこからなぜか一緒に歌おうということになったんだ。
初めての練習は大学近くの神社。境内で歌をうたった。
二人とも楽譜は読めないし、楽器もできない。
でも、ただひたすら気持ちよく響く音を探して、歌い続けた。
アカペラという言葉も知らなかったが、これは二重唱だ(笑)
数時間ハッピーバースデーを歌い続け、鳥にフンを落とされ
大笑いしながらチャリで帰る。チャリでもまた歌う。

二人でいると何してても楽しかったし、
いっぱい歌って、
いっぱいおしゃべりした。
二人とも同じ学部の社会福祉士課程だったこともあり、
授業で学んだことを、自分たちに置き換えて延々しゃべることも
よくやってたなあ。
自己肯定感のテーマは、かなり熱く(笑)
お互いの生い立ちまで話して、どうしてこう感じるのか
明日香はこう感じるんだ、
というようなことを言語化する時間がたくさんあった。
あの時間は、すごくすごく贅沢で、今の私の価値観の
土台になっていると感じている。

そして、もう一つ明日香から学んだことは
「怒り」の感情表現。
私は、「怒り」の感情があまりなかった。(今もそうだけど)
でも、明日香は腹が立つことがあると、ドッカーンと火山が爆発
するように怒りを表現してた。
人の前で、こんなに感情を表していいんだ、
こんなに感情には幅があるんだ、
ということを感じることができた。
表現することの大切さ、昇華していくことの大切さ。
そして、こうした違いに触れるたびに、
その触れた個所から自分の境界がクリアになって
自分を知ることができる。
こういう体験が私は大好き。
自分を知ることが大好き。
こういうときのポイントとになるのは、
“決して人と自分を比較しないこと”
人にはできていて、自分はできないこともたくさん(笑)
でも、自分にできないことを知っておくことは
とても大切なことだと思っているから。
それを知ってると、誰かに素直に助けてってお願いできる。

私は自分のことが大好き。
自己肯定感が高い。
そのことに気づいた大学時代。
完璧だから自分を肯定できるんじゃない。
得意なことも、苦手なとこも、どっちも認められる。

そのまんまの自分を認められる。
それが自分を肯定するってことじゃないかなぁ。


その後、どっぷりアカペラにはまって過ごし
京都のいろんな場所に、歌った思い出がある。
歌う仲間もたくさんできた。
そして、社会福祉士課程にいながら、試験の申込を忘れた!!
そんなこんなで大学時代が終わり、地元に帰ります。

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