離乳食の憂鬱さを考える
始まるのが恐怖だった離乳食
妊娠、出産を経て母性が大爆発していた私は、育児に関する諸々を基本的にはポジティブに楽しんでいた。料理も好きで、自身のインスタにタグをつけてまとめちゃうくらい。でも離乳食においては、とにかく嫌。憂鬱。生後5か月を迎える頃には、ずっと嫌だ嫌だ言ってたと思う。
産後に知り合ったママ友も、割と同じような感覚で「大変だけど、励まし合おうね(げっそり)」という感じだった。
決まりごとが多すぎる
なんで嫌か、とにかく決まりが多い。あげる食材、順番、形状、、しかも制約も多くて、あれもこれもダメだと言われている感覚に。説明書を読んだり、細かく指示されるのが苦手な私にとっては苦痛でしかなかった。
しかし、昔からここまで細かく決められたものではなかったらしい。
「赤ちゃんのための補完食入門」の著者である相川晴さんによると、1994年前発行の育児栄養学の書籍には、牛肉はペースト状にして初期から与えられると書いてあるそうな。今の「タンパク質はまずは豆腐、次に白身魚で、中期までは赤身魚はNG」というややこしさは無い。たかだか20年ちょっとで、何が起こったのだろう。
基本ルールさえ守ればOK
補完食を学んだこともあり、離乳食の細かさに違和感を感じて、「ぶっちゃけどこまで気を付けるの?」と小児科医に聞いてみた。
基本はアレルギー(特に卵・小麦・乳)、加熱、薄味に気を付ける
異常は肌か便に出るので、観察すること
異常が出る場合は、食べさせる食材が早いか、量が多いかのどちらか
アナフィラキシー症状がない限り、アレルギー症状が出ない範囲でその食材に慣れさせるのが今のトレンド
といった感じだった。
なんだ、やっぱりおおらかでいいんじゃん?そう思ったら、随分気が楽になって、旬の食材や自分が食べたいものを主軸に、メニューを考えられるようになった。
今週のストック作りは、いつもよりも楽しみだ。
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