柳マリオ

越前おおの荒島社 代表社員    キャッチボールのように人やモノや地域が行ったり来たり…

柳マリオ

越前おおの荒島社 代表社員    キャッチボールのように人やモノや地域が行ったり来たりしてたくさんの関係を作るローカルキャッチボールを展開中。 空きビルをリノベーションし「商店街の玄関」ホステル荒島旅舎を2020夏オープン!

最近の記事

越前おおの荒島社を1年間やってみた

一瞬で町は変わらないが、1年間で大きく町は変わった。 いや、僕たちにとっては一瞬で町が変わったのかもしれない。 映画を見て外に出た瞬間、さっきと違う世界が広がった。 好きな人に告白して世界がバラ色になる。 町が変わる瞬間って自分の見え方が変わる瞬間。 そんな事なのかもしれない。 2019年7月1日、合同会社 荒島社は特別何も仕事を持たずに法人化した。そんな馬鹿で無鉄砲なおじさんたちの会社だ。 最初の仕事は旧武家屋敷にインスタ映えスポットを作る仕事。正直乗り気ではなかった

    • 贅沢な朝食

      20200405 毎週日曜、早起きして朝市。観光経由の朝市はしょぼく見えるかも知れないが、荒島旅舎からの朝市は贅沢な日常になる。30年以上出店しているおばちゃんが「売ってるもんはおんなじよ」と言っていた。この先朝市が小さくなるのを悲観したり嘆くのではなく、おばちゃんのこれまでの30年間に感謝して、今朝採りのお野菜を頂く。未来は今の積み上げ。見え方が変わるだけで、日常は変わらない事の方が多いのかもしれない。確かに今年も桜が咲いている。

      • 何もない1日も特別な1日

        昨日は1日中勝原園地にいてカレーライスを作って食べた。最近は毎晩家族でなんじゃもんじゃをしてから寝ている。今はちいさな面積の幸せを家のダイニングテーブルに積みあげてる。 さみしい話題や不安な日々が続くけれど、楽しいや面白い話題まで自粛しないように。それを不謹慎だなんて言わない世界を。

        • 「気にかけ合う」関係性

          昨日、大野市に興味を持ってくださる方々がたくさん荒島社にやってきて「空き家ツアー」を開催した。あらかじめいただいていた希望の条件になるべく合うような物件をギルドメンバーの永井くんがピックアップしてくれて、大野の市街地を2時間ほど散策した。 黒原のおじさんは急なお願いにもかかわらず、空き家となった物件を見せてくれるために、わざわざ車で小一時間かけて駆けつけてくれた。ほんとは午後からメトロ劇場に行く予定だったらしい。内田製麺のおっちゃんとおばちゃんはお客さんを連れてお店に行くと

        越前おおの荒島社を1年間やってみた

          それぞれの町との関わり方の話

          昨秋、実家の里芋農家を手伝い始めた妻が、12月から5番通りのツイタチビルの前で「里芋の無人販売」を始めた。毎朝8時にきれいに洗った里芋1kgを5袋ほど並べている。値段はワンコイン500円。昨年末まで毎日かかさず店を開いた。売り上げはぼちぼち。 けれども売り上げだけでは計れない、いくつかの嬉しい出来事があった。 まず、売上とレジが1円も違わず毎日ピッタリ合っていた。無人販売とは性善説あってのものだが、この大野市でそれが出来ることを証明した。 そして、お金を入れる為のドラえもん

          それぞれの町との関わり方の話