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ルーティン

かつての昼間 音はないけれど
かつての昼間 風景はあるんだ
かつての昼間 風はないけれど
かつての昼の 色はあるんだ

かつての地図はたどり着いたか?
颯爽と歩こう 恐れないで

昨夜思い出していたんだ、
ちゃんとしたマナー、敬語も話せない。
なんだって僕らはダメなのかなんて思っていたんだ。

最上階がいいと思った
映画みたいなストーリーだね

かつての地図は辿りついたから
颯爽と歩く 恐れないで

当たり前と言わないで、何度も驚いていたい
NEW DAY NEW CASE
何一つルーティンじゃない
どの映画にもないストーリー描くのさ

かつての昼は泣いてみたんだけれど
かつての日々が答えてくれたような気分だ!

かつての地図は続きがあるんだ
颯爽と行くよ 恐れないで。

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この曲と歌詞は2017年の冬にバンドのために書いた曲です。
この歌詞を書いた当時、10代の頃の経験を思い出していました。
私の通っていた中高では、先輩や教員との上下関係において絶対的なパワーバランスというものが存在しませんでした。

自分の言葉で表現することが誰かへの尊敬や敬意に繋がっている、もしくはお互いにそれを尊重しながら間違いを正すような環境でしたので、いわゆる”敬語”や”マナー”の価値観が少し世間一般とは違っていました。

今ではそれでよかったと思っていますが、卒業して大学、社会人と進んでいった時にはその影響が苦労の種となりました。
まず敬語が扱えなかったこと。
良かれと思ったことも、敬語が挟まってしまうと大抵の場合スムーズに伝わらないという壁にぶち当たりました。

そんな社会に最初はアカンベーをしていましたが、次第に人との関わりにおいて何が大切なのか勉強し、自分を変えたりしてみながら改めてわかったことがあります。

私の場合、それは物事の多様性です。
どんな言葉遣いでも、その個人が大切にしているものがあるのなら、それは誰かが否定したとしても、大切なことだということ。

泣いたり、笑ったり、傷つけてしまったり、そうしながら生きて行くそれぞれの尊さは、始まりから終わりまで本来なら全てが大切だということ。
根底で信じたいものは揺るがないということ。

残念ながら、世の中では争いごとや悪意による事件が絶えませんが
そんな時こそ誰かが誰かたらしめるものを、丁寧に信じて行くことを忘れたくない。何事も不変ではないからこそ、そうして来るべき明日を迎え入れたい。という気持ちで書きました。

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