帆船の外:「海へ出るつもりじゃなかったし」覚書
見えている世界、というのは、一見すると非常に強固なものに思えます。家族との世界や友人たちだけとの世界など、その中にいるときは、この世界の外などどこにもないように思える。ましてや、学校から出たことのない子どもであれば、学校から家までが世界であり、そうした境界を少しずつ踏み出してゆくことで世界を更新してゆくのです。
こう言って良ければ、学校という世界、友人たちの輪という世界に生きている彼ら彼女らにとって、外の世界というのは独我論者の見る幻想に等しいものです。シャニマスに登場