見出し画像

同じホルンパートでも個性が出るね その2

 現在お世話になっている楽団のホルンパートが、あまりにも個性がはっきり別れるので何となく比較してみようと思ったら、2回に分けることになってました。
文章の尺と構成、難しいです。

程よい緊張感、はたまた人見知り集団?〜Sオケの場合

 Mフィルに比べると在籍年数は休団期間を抜くと4年目くらいと半分くらいだろうか。休団中に若干のメンバーチェンジがあったけど、軸になるメンバーはこんな感じ。

コバ氏:現パートリーダー。今年度から前リーダーの対談により就任となった。基本寡黙。ただパート内のメーリングリストの連絡はとても手厚い。この度の私の復帰の際にもとても丁寧で温かいメールをいただいた。たまに面白いことや素晴らしいアドバイスが飛び出すのである意味油断できない(笑)。そして多趣味。
シマ氏:多分このパートで一番上手くてパワフル。特に高音域の安定性と音の美しさは傑出している。メインプログラムのトップは大体この方。
ケイコさん:穏やかなマダムホルン吹き。体力的にきついパートをホルンパート内で分担するなど細やかな気遣いが素敵。パワフルさはないけどアンサンブルを支えるサウンドは堅実で盤石。ブラームスはとっても苦手らしい。
シバ氏:私の復帰と同時期に入団。オーケストラに吹奏楽、ホルンアンサンブルの経験もあるそう。先日初めて合奏をご一緒したけど、そつのない穏やかなサウンドに底知れないポテンシャルを感じる。多分良い人。
私:「マーラーの交響曲(ホルンの人数が要る)に参加しませんか?」という募集に乗じて入団しちゃった。マーラーはそれはそれは大変だった(フォローする先輩団員さんが)。その後も何となく次のプログラムの楽譜をもらって、「復帰、どうでしょう?」と声をかけていただいたので、何とかいさせてもらえているのだろう。

(追記)
カーラさん:私がSオケに入団した時のパートリーダー。頼りになる姉さん。いつも一歩引いたところから全体をじっと眺めているのだけど、ここぞというときは仕事人の如く任務を遂行する感じ。入団するときも入団してからも本当に気を配ってくれる素晴らしい方だった。昨年退団された。寂しいなあ。

あんまりわちゃわちゃとおしゃべりするでもなく合奏中も休憩中も淡々とそれぞれが仕事をしている雰囲気。ただ合奏では贔屓目もあるけど一番パートとしてのまとまりがあって上手い。私以外は(笑)。実際一緒に吹くと本当に心地よくて楽しいのだ。

にぎやかで明るい、見るからに陽キャなトランペット・トロンボーン連中からは「仲悪いの?」と心配される。
そんなことはない。
合奏前に楽器を出すとき、終わって楽器をしまうとき、大体1箇所に集まって楽器をいじりながら
「暑いっすね」
「今日何やるんでしたっけ?」
「**の*楽章の刻み、シングルでやってます?自分遅れそうになるんでダブル(タンギング)なんですけど。」
と小さい声で談笑してるのだ。
ただ側から見ると「集まってしゃがみ込んでゴソゴソやってる連中」に見えるのも、まあしょうがないか。

どちらもホルン奏者の性格的には、まああるあるなのかも知れない。
うん、どっちも好きです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?