見出し画像

選曲会議

 先日Mフィルの選曲会議が開かれた。
私は私用で欠席したのだが、金管セクションのリーダー氏(ホルンの兄さん)が出席された。
しばらくの間空席だった金管セクションリーダーに今年度から就任されたホルン兄さんの本業は市役所勤めの公務員。だからというわけではないんだけど、
「仕事ができる人」である。

選曲会議への出席は今回が初めてで、しかもセクションリーダーという肩書きを背負っての出席である。
まず兄さんはおよそ30曲以上挙げられた候補曲の中から
「金管セクションが全員乗り番になっている曲」をピックアップし、団員一人3票という条件で推薦したい曲のアンケートを実施した。
総勢12名の金管楽器+打楽器セクションのグループLINEでそれは密かに実施された。メイン向けの交響曲から短めの曲までが入り混じった22曲。期間内に投票しなかった人もおそらくいたし、それぞれに好きな曲が違う人たちなので、組織票と呼べるほどの票は集まらず、
多くても5票というみごなバラけっぷりであった。
次に兄さん、3票以上集めた曲を絞り込んで「セクションとしての推薦」と位置付けた。そしてそれぞれのパートリーダーに
*全曲出番が欲しいか?それとも3曲のうち1ないし2曲の出番が望ましいか?
*パートの数は人数いっぱいの曲がいいのか、それとも適度に降り番を設けたいか。
について意向を問うた。

そうしていよいよ当日の会議に乗り込んだのである。

結果、プログラム候補として5つのプログラム案が選定された。
全てのプログラム案で金管楽器群には2曲〜3曲の出番ありという成果を出してくれたのだ。これはもう快挙というか、職人技と言ってもよい素晴らしい仕事ぶりである。

ただし後日談というか会議当日夜に、ホルン兄さんからは会議に出席しての所感というか愚痴をじんわりと拝聴することになるのだが、結構面白い内容なので次回にまとめてみたい。

追記:個人的にはダメもとで推薦した小曲がちゃっかりプログラムに名を連ねていたのが驚きであった。物好きな人が他にもいたのだろうか。(嬉しい)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?