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選曲会議に向けて〜思うこと〜

なんとなく引っ張ってしまったこちらのテーマ、
いったんここで締めようと思います。

弦セクションの気持ち、管打楽器セクションの気持ち

 これだけではないけれど、大雑把に分類すると選曲会議ではこの二つの気持ちのせめぎ合いが起こると思う。
 例外は多々あれど「弦セクションよりの推薦曲」と「管打楽器セクションよりの選曲」は、まあまあはっきりとカラーが異なってくる。時に両セクションから推薦される曲もあるけど、そんなにたくさんはない。多分。
 弦セクションの選曲基準は、当人に聞いてないので推測だが割と純粋に好きな曲だったり「弦が美しい曲」を推しているんじゃないかと感じる。管打楽器セクションは、悲しいかな「自分達に出番があるか」が正直な最優先事項なのではないか。

私もそう。好きな曲を選びつつ編成は必ずチェックしている。
弦楽器奏者として参加する日が来たら、この気持ちも変わるのだろうか。
今度の会議で聞いてみよう。

音楽好きの思いと、団体としての思い

音楽好きの思い

 節度はあった方が良いけど、どんどん出して良いんじゃないかと最近思う。
当団の場合、「編成とおよその演奏時間を併記」というハードルがあるためいささか敷居が高くなっているが、調べればいい話である。
 調べてみて管楽器の本数がとても多いとか特殊楽器の存在に気がつくのも一興である。とんでもなく準備が大変な曲だってことがわかってしまっても、挙げればいいと思う。後述の「団体としての思い」に出てくる幹事に却下される未来は当然見えてしまうけれど「こう言う音楽が好きな人が楽団にいる」という気づきはとても素敵だと思うのです。「こういう面白い曲があってね」と自分のまだ知らない曲を教えてもらうのも選曲会議の醍醐味ですし。
 楽団の規模にはやや厳しい大編成とか特殊楽器のレンタルで財布が空っぽになりそうな大曲、逆に小編成で降り楽器が続出する曲だって「推すだけならタダ」なのだから。

団体としての思い〜大人の事情というやつ〜

さてこちらはところ変わって「運営側」の視点。
「協奏曲をやってソリストを呼ぶと予算が・・・」
「特殊楽器のレンタルは予算が・・・」
「そんな大編成、あのホールのステージに乗ると思ってんの!?」

「好きな気持ちだけじゃやってられないんだよ。」
そんな声が聞こえてくる。
そこもプログラムを決めるにあたっては無視できない要素ですね。

ただ当団の幹事さま、いささか「無理!できない!」を連呼しすぎじゃない?

思うことは言葉にして発言しましょうね

実は今季のプログラム、結果的には珍しく木管楽器に降り曲ができてしまったことでだいぶクレームが出たのです。さらにチューバの出番が全くない。合奏でお会いする機会がめっきりなくとも他所の演奏会で時々出くわすと「次は出番のある曲、お願いしますよ。」とチクチク。

「だったら会議に出てください。」
「演奏したい曲を推薦するか、参加できる曲を入れてほしいと発言してください。もしくはちゃんと幹事に申し送りをしなさい。」

と声を大にして言いたい気持ちをグッと抑えて「すべてのパートが参加できる曲」をリストアップしております。

でも「ルーマニア民族舞曲」とか推しちゃうぞ(悪い顔)。

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