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そう雪になって

先日11日、札幌の1日の積雪量が50cmを超えました。50cmというと適切な例えが思いつかなくて調べてみたら、奈良の大仏の鼻と同じくらいだそうです。ピンときますか?わたしはきません。

ともかく、ようやく本当の冬がやってきた、という感じ。

降り積もった雪が街の喧騒を吸い込んで、ざくざくと雪を分けて進む自分の足音が聞こえて、ネオンは明るいのにどこか しん としている札幌の冬がすきで。

落としたカギも失くした切符も、雪が降ればすべて埋もれてしまって。

「あーそれは見つかんないねえ。仕方ないねえ、あきらめようや」

そんな風にちょっと困った顔で笑って済ませてしまえる道産子のおおらかさがまたすきで。

「春になったら、でてくるさ。」

雪を耐え忍ぶ北海道の人たちの心は、いつも訪れる春を待ち焦がれる気持ちと隣り合わせ。

唐突に、曲を紹介します。

札幌の冬にぴったりの曲ですので札幌にお越しの際はぜひプレイリストに入れておいてほしい。

サカナクションのボーカル・山口一郎氏が東京に上京して初めて作曲した曲とのことなのですが、メロディーにリズムに歌詞に、限りない北海道への郷愁が詰め込まれています。

(歌詞の意味などは既に素晴らしい考察をされている方がいらっしゃるのでご参考までに!)

わたしは東京から札幌に戻ってきてからはじめてこの曲を聴きましたが、北海道が恋しくて仕方なかった東京での生活が思い起こされるようで、とても心に沁みたのを覚えています。

札幌のことがすきになる曲です。

なんで突然サカナクションやねんという話ですが、先日札幌でLIVEがありまして、参戦してきたからなのです。大好きなのです。
新曲も披露され、6年ぶりにアルバムも出るということで、今年はとても楽しみな一年になりそうです!

その話はまた、別の機会に。

なんとか生きていけます。