台湾でつくられるウィスキーとは?
こんにちは!台湾に留学中のシャンシャンです。
みなさんは、世界的に有名な台湾のウィスキーブランドをご存じですか?
その名も「Kavalan Whiskey」、2006年に蒸留所を宜蘭に設立しました。
ちなみに、Kavalan(カバラン・噶瑪蘭)というのは、宜蘭の旧名で、かつて宜蘭には原住民のカバラン族が住んでいました。
そもそも、ウィスキーは冷涼な場所でつくられるのがよいと考えられています。世界で有名な生産地として、スコットランドやアイルランド、カナダが挙げられることからもわかります。
そんななかで、亜熱帯の台湾におけるウィスキーづくりに取り組んだのがKavalan Whiskeyです。山脈からの澄んだ水と太平洋の潮気、亜熱帯の気候をうまく利用し、自然の香りを存分に吸収した、台湾でしかつくることのできないウィスキーをつくりあげました。
際立った特徴としては、熟成期間が短いこと!基本的には、3年以上かかる熟成ですが、Kavalan Whiskeyは1年半前後としています。
また、南国ならではのフルーツのような香り、フレーバーを楽しむことができるのも人気の理由です。
美味しさの裏付けとして、最初の製造から今日にいたるまで、世界各国の賞を受賞しています。
宜蘭では、そんなKavalan Whiskeyの蒸留所を実際に見学することができます。自家用車以外の場合は、宜蘭駅からタクシーで行くのがおすすめです。
場所の名前は「金車噶瑪蘭威士忌酒廠」。
こちらでは、中国語・英語・日本語での見学ツアーをやっているので、ぜひ事前に予約をするといいと思います。(予約なしでも、見て回ることは可能です!)
また、中国語のみではありますが、ウィスキーのテイスティング、ブレンド体験も開催しています。
とはいっても、宜蘭まで足を運ぶのは大変ですよね…。そこで、おすすめしたいのが、台北にある直営バー「KAVALAN WHISKY BAR」です。隠れ家のような店内では、様々なカバランウィスキーを飲むことができます。ウィスキーの飲み比べはもちろん、フードペアリングやカクテルなども楽しめます!
ほかにも、台北市内にはいくつか販売店がありますので、お土産探しにのぞいてみてはいかがでしょうか。
このKavalan Whiskey、実は、台湾の大手飲料「金車グループ」の一事業です。金車グループといえば、台湾初の缶コーヒー「伯朗珈琲(ミスターブラウンコーヒー)」を販売したことが有名で、現在は台北・桃園・宜蘭にてカフェも運営しています。私は2回訪れたことがありますが、ドリンク、フードともにメニューが豊富でとても美味しかったです!インスタントコーヒーやコーヒー豆も台湾人に人気なので、ぜひ見つけた際には手にとってみてください。
ということで、今日は、Kavalan Whiskeyと金車グループについてご紹介しました。金車グループは他にもビールや乳酸飲料などさまざまな商品を製造・販売しているので、調べてみると面白いと思います!
なによりも、台湾の大自然と技術がつくりだしたウィスキーのお味をぜひご賞味ください!
記事執筆: シャンシャン🐼
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