「変数と定数」定数を変えようと頑張っても報われない
「努力しているのに結果がでない」
そんな時は、「定数」を変えようとしてしまっているかもしれません。
仕事においても、プライベートにおいても。
何かに取り組もうとする時は、「変数」と「定数」を見極めることが極めて重要です。
変数:変化する数
定数:定まった数、固定された数
言葉を変えれば
変数:自分でなんとかできること
定数:自分ではコントロールできないこと
定数を変えようと懸命に努力しても、報われることはありません。本人としては頑張っているのに、結果がでず、モチベーションも下がるという最悪の結果になってしまいます。
定数ではなく変数に目を向けて、限られた時間やお金を投ずる必要があります。だからこそ、メンバーを変数に導くのも、リーダーの重要な役割です。
例えば、セールスマンであれば。
顧客との商談に向けて、毎回数時間かけて丁寧に資料を作りこんでいるのに、受注に繋がらない。
その場合、資料作成は「定数」である可能性が高いです。
もしかしたら、話の順番やプレゼンの話方を変えることで、受注率が上がるかもしれない。そもそも、アプローチしているターゲットが間違っている可能性もあります。
営業のプロセスは何で、どれが変数なのか。そして、どの変数がもっとも結果に影響を与えるのかを、見極めることが重要です。
変数と定数の話は、人間関係にも当てはまります。
「なんであの人はわかってくれないんだ!」
こんなふうに嘆くこともあると思いますが、愚痴を言っていても何も変わりませんし、相手の考えを変えることは簡単にはできません。
それであれば、相手の考えは自分ではコントロールできない定数とみなし早々に諦める。そして、相手の考えは変わらないという前提で
・どうしたら相手が動いてくれるか?
・そのために自分に何ができるか?
これらを考える方が賢明です。
その方が良い結果を得ることができますし、何より、解決することのない人間関係のモヤモヤから解放されます。
優一
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