スコットランド修士留学雑記 Week3-5
想像どおり、Week3 を終え、Week4 を終え、もうWeek5。一瞬で過ぎ去っていくなぁ、忙しくもなってきて & また筆が重くなってしまったので、いま感じてることをつらつら(本当につらつらと、話があっちこっちに飛ぶからね!)と30分ぐらいで書いてみようと思う。
つい二日前のことなんだけど、運営する学び舎 Compathのコース卒業生のみんなに、大学院での学びをシェアしてみた。もともとやろうと思ったのは、こうしてnoteにするだけでは溢れていってしまう言葉や、その時だから感じていることがありそうだったから。留学が終わる頃には、きっとすべてがよかった、と一言に、綺麗にまとめられてしまいそう。だから、とりあえず場をひらいてみた。
留学のシェアといっても、それだととっても広いから、今日はこっちに来て、とても面白い進め方をするなと思っている授業で習ったことと、その教授のすすめかたをシェアしてみた。そして、その授業で出ている課題もシェアさせてもらって、一緒に考えてもらった。
課題が「いまこの世にはない教育にまつわるなにか」を、授業で習ったこと使って考えて!という壮大?ざっくり?なもの かつ 私のアイディアもざっくりだったので、コメント、意見、視点はとっても多岐に。でも、このはじまりの段階で、これだけのコメントをもらえたこと、本当にありがたかった。語弊を恐れずに言えば、こうして多様なバックグラウンドを持っていて、親身に相談に乗ってくれるCompath卒業生とつながっていることが、大きなリソース。学び合いの関係性ができていること、心から誇りに思います。
さらに会が終わった後、参加してくれてたやまさんとLINEをしていて、この会をやるにあたって、自分のなかで大切にしていたことをもう一回思い出させてくれた。
私が大学院に行って、きっとたくさんの学びがあるんだろうけど、たぶん全部は社会に還元できない。大きく形にして還元することも、諦めているわけではないけれど、すごく時間がかかりそうだし、難しそう。だから、こうして途中の段階でも対話の時間を持つことで、少しでもここでの学びを誰かに届けて、その人の暮らしで少しでも考えることが増えたり、なにかちょっとでも行動が変わったりすることがあればいいな。そういう影響を少しでも起こしていきたい。さらに、日本にいるみんなからもらったアイディアを私が大学院でも表現することで、みんなのアイディアを世界にも届ける逆の動きにもなれたらいいな。そんな橋渡しの存在になれたら、なれてる!と思って、心が湧いた。
教育に熱いやまさんは、終わってすぐ、私がテーマにしていた「不登校」に対する文献も送ってくれた。ほんといい仲間、友達に囲まれてる。ありがとう。
この会、これから隔週でやっていくことになり、会の案内やら、準備を手伝うよ、と立候補してくれた仲間たちも何人か。重要な会議の議事録かな、と思うほど、大切に言葉を書き留めてくれていたひでさん、もっとMiroを使って発言が活発になったらいいよね、とより良い場のしたてを一緒に作ってくれてるまあやん、好奇心旺盛で、どんなチャンスも掴もうとする、バイタリティあふれるよっしー みんな、ありがとう。
一旦、Compathのコース卒業生との間で開催することが、参加者みんなの心理的安全性も高いし、私の心理的負荷も低かったのだけれど(違う期間にコース参加している卒業生同志の交流にもなったらいいな、と願いもあって)また異なるコミュニティでつながっているみなさんの前でも、どこかでシェアしたいという妄想だけあります。どうやったらいい場になるかなぁ。
すごく嬉しい場だったから、👆の話が長くなってしまった。けど、話題を変えて。これを書いてるいまの今は、家にいます。午前中のプレゼンテーションを終えて、クラスメイトとのランチをし(イスラエル・パレスチナ情勢について、アメリカ出身のふたりにどんなこと感じてるか聞いてみた)教授との壁打ちの場に参加し、力つきて、2時間昼寝して、いま。やっぱり昼寝って二時間以下じゃ起きられないんだけど、15分ナップとかどうやってするの?笑 この寒さからか、若干慣れてきて、気が抜けたのか、数日前から風邪っぽい。教授と話してる時は、ああこりゃ熱出るなと思いながら話してたけど、帰ってきて熱測ったら、熱はなかった。まだイギリスで、かかりつけ医登録してないから(これしないと病院かかれないのです)悪化しないようにしないとな。デンマークの時、高熱出して辛かったことを思い出す。あの時は自炊できなかったけど、いまはおかゆ作る材料あるから、それは救いだ(いやその前に元気でいよう)。
Week3が始まったぐらいから、ちょっとこっちでの生活が変わった感じがある。やっと日々何が起こるかが見えてきて、自分のことをそのままシェアしてもいいなという人たちと繋がりを感じる時間が持ててきて、グラウンディングしたというか。
ネイティブの話はわからないことがたくさんあって、わからないこともわからないぐらい早く進んだりするから、質問すらできなかったりする。そんな時に「ごめんわかんなかったからもう一回話して」て言いたいなぁ。変なプライドがまだある。今日は何度も言い聞かせて、聞き返した。スルーしちゃったところも多かったけど、、完璧は求めない!笑
クラスメイトがいい人たちすぎる。今日の授業のプレゼンは、手を上げたチームだけが発表する形式だったんだけど、多く勇気を出して、恥を書いた方が自分の身になると思ってるから、名乗り出てみた。チームメイトは腰引けてたけど、私たちいい案考えたんだしやろうよと盛り上げて、一緒に発表してもらった。評価にかかわらないプレゼンってこともあるし、あんまり評判がよくない授業なので(汗)クラスにいるみんなはそんなに準備をしていなかったからか、めちゃくちゃ準備したプレゼンは大好評。笑 クラスメイトからたくさん褒められて、嬉しい。承認ありがとう。。&やっぱりこの笑顔やコメントではっきりと承認を渡し合う文化、だいすきだ。西洋ってこともあるけれど、この学部は教授たちが意識してやっている(たぶんそれが学習効果を高めるてちゃんと分かってるから)から、ほんと気持ちよく生きられます。繊細さんには、最高だよ。がんばった自分も、誇らしい。
お休みの日、お出かけもしました。Loch Lomond (湖、一帯が国立公園)に、写真も撮りに行ったり。こっちで運転もできた!やっぱり運転、すきだ。笑
年末に、カメルーンから大学時代の旅仲間 ひろたかが来てくれる & はるくんお父さん(家族)も来てくれるので、その旅行を楽しみに、週末はひたすら調べてた。うれしい。さらに、最近 もうひとりCompathの卒業生からも連絡をもらって、、こんなに遠くにいるのに、ありがたいなぁ。エディンバラ観光できていないから、こうして人が来るたびに、私も調べて一緒にまわってみようw
あ!今週は、ずっとCompathを応援してくださっている、パチさんに直接お会いできた。ありがたいことにnoteまで書いてくださって、感謝。はじめましてだったけれど、終始 自分の弱いところも含めて、そのままのパチさんをAuthenticに語ってくださった気がしていて、こんな大人になりたいなと思った。
一個ストレス思い出した。学生支援機構の奨学金をもらいたいんだけれど、学校側から推薦状を書いてもらわないといけなくて、それの返事が来ない… お金を計算したらやっぱり結構出ていくので、なんとか確保したいところ。てか、授業料の分割一回目、引き落とされてないけど大丈夫だろうか?笑 授業出られない、とかならないといいな。担当にメールしてみたので、はやめに返事もらいたいところ。
修論(正確には、完全にテキストじゃなくてもいいんだけど)のディスカッションはじまった。いまのクエスチョン「人はなぜ学びたいことを学べないのか」になってる。お金の心配、立場の不安、周囲からの期待、いろんなものがあって、大学院にいても、純粋な内側からの動機で学んでいない人たちによく会う。
「修士がないと、いい仕事につけないから勉強してるの」という言葉は、けっこう聞いていて悲しい。こういう人たちは、残念ながら内側から学びたいと思っていないから、授業もそこそこに受けたり、評価の話だけめちゃくちゃ真剣になったりする、、それもまた悲しい。作っている教授の立場になっても悲しい、でもこういう人たち、特に留学生がいることで、大学はお金を得て運営しているからなぁ。
純粋な学びや関心のもと、次のステップ(特に、就職/転職)に進むことがとても難しいのだと痛感する。例えば、昨日話した友達の友達は、会計が好きじゃないとずいぶん前から気づいているけど、高収入であり、それで経験も資格も積み上げてしまっているからこそ、そこから離れられず、数年気分が落ちているとか。これは日本では、よくあることと思っていたけど、どうやら他のエリアでもよくあるんだな。今日教授と話していて、これはすごくイギリスでも問題になっていることよ、と言われた。行き過ぎた議論では、いい仕事につける可能性がある学部(経営とかエンジニアリングとか)を残せばいいのでは、なんて話もあるらしい。
文化・社会背景は違えど、大きな世界の流れを感じる。資本主義が強く働きすぎていることなど、共通している社会の力があるんだろう。どうやってこれを研究に落とし込むのかはまだ不明だし、教授にもいろんな掘り方ができすぎる問いだねと言われたけど、自分の興味とぴったりのいいポイントに辿り着けた気がするな。
この問いに出会えたのは、同じく日本からの大学院生 友達 まさのおかげ。最初のアイディアを出した時に、自分のアイディアが全然自分の言葉じゃない感に愕然としたという話をしたら、この素晴らしい本を教えてくれた。
ほんとありがとう、まさと出会えたきっかけ、共通の友人 ぼぶちゃんにも感謝。
話をぶっとばして、裏ミッションとなっている、こっちでパートナーを見つける案件について、特に進展なし。笑 とりあえず友達にだれかいたら紹介して、と頼んだので、なにかご縁があるといいな。過去に学ばず、こっちのマッチングアプリ調べてみたけど、もうプロフィールを入れるのが面倒くさいのと、やっぱり自分には合わなそう感があって、自然の流れにまかせることに変更。
これからの人生、どうなるんだろう。まだあんまり見えない(Compathに関わる気持ちは変わらず。東川に戻る のか 他のライフスタイルを模索するのか、他の仕事も並行するのかどうするのか などなど)。周りは就活をすぐに始めている人もいるけど、せめてSemester 1は、あんまりジタバタせず、ゆっくりこのもどかしい感じをたのしもうと思う。最近、なんでも白黒つけたり、完全に解決することを手放してみている。自分の毎日も、機械的に予定通りにうまくいくことを望んでしまうけれど、だいたいそんなうまくいかない(スケジュールどおり、タスク表通りにうまくいかなくて悩んでいる人がいたら、それはとっても難しいことなのだよ、と伝えたい)。周囲との状況も、いろんな人間が関わっている限り、そんなにはっきりすっきり終わることもないし、それでいいんじゃないかと思うようにしてる。人生って、気持ち悪い状況・どうにもならない気持ちを抱えて生きていくこと、そんなものなのかな、って。
生き方に悩んだら、最近 この哲学書要約チャンネルをよく見てるよ。
中国人と話した時に、中国で汚染水問題がめちゃくちゃ問題になってるけど、日本人はどう考えてるの?と言われた。正直、ニュースもチェックしない人間だし、そのニュースが話題になってることもしらなかった。彼女から、日本政府はここ10年ぐらいでめっちゃ悪くなってるよね、という話をされて、あぁきっとそういう意見が形成されるようなニュースが重ね重ね流れてるんだろうなと思ったら怖くなった。イスラエル、パレスチナの戦争もそうだけれど、こうしてちょっとずつちょっとずつ、人々の意見が形成されて、いつか悲しいかな戦争になってしまったりする。3年前、ポーランドの強制収容所に行った時にも「いきなりアウシュビッツが降ってきたわけじゃない(日々の小さな差別、憎しみが時を経て惨事を生む)」という生存者の方の言葉を聞いてから、そう思うようになった。人々の無関心が、選挙でヒトラーを受からせてしまった、という話も合わせて思い出した。全部のニュースに関心を持つのは難しいけれど、意識下にあることは、せめて関心を持っておきたい。今回の戦争については、クラスメイトや、Compathの卒業生と対話の場を持ってみることに。まずは話し始めてみることから。
元ルーミー、愛する友人 まゆこが、私が47カ国から生徒が集まる学部にいるの、といったら、そこで対話してみんな友達になることは、平和への一歩だねと言ってくれた。今日早速、ランチにクラスメイトたちと、この戦争についてどう思うか話してみて、その意味を体感した。ほんと小さいことだけど、大事なことだ。
最後に、、最近Gymにいってないな、こっちでも美味しいものに慣れてきたので、最初の1ヶ月での痩せはなかったことになるかもしれない。ちょっと肩固まってきてるから、運動は大事にしたいところ。と宣言して、このブログを終えまする。
こんなに長い文章、読んでくれてほんとありがとう。
📸 ヘッダーの写真は、エディンバラの丘、Arthur's Seatからの景色。
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