めいのぼやき9 去る者

バーチャル詰将棋作家の駒井めいです。

1.詰将棋を発表しなくなる理由

詰将棋を発表し続けるというのは大変なことです。
・納得のいく詰将棋が作れなくなった。
・私生活が忙しくなった。
・コメントで傷付いた。
・他に夢中になれることを見つけた。
・モチベーションが保てなくなった。
・のめり込みすぎるのに危険を感じた。
・人間関係に嫌気がさした。
・若手に発表の機会を譲ろうと思った。
など、作家が詰将棋の発表をしなくなる理由は、ポジティブ・ネガティブどちらもあり、人によって様々です。
活躍されている作家でも休止を挟んでいる方は珍しくありません。
詰将棋創作にハマり始めた最中で辞めてしまったという方もいるでしょう。
ポジティブな理由ならよいのですが、ネガティブな理由だと私はどうしても気になってしまいます。

2.辛辣なコメント

例えば、辛辣なコメントを貰って、詰将棋創作が嫌になったというケースが時々見受けられます。
批評は詰将棋の文化が発展していくために大変重要なものです。
しかし、批評の意味を誤解し、誹謗に近い内容や表現になれば、作者の創作意欲が失われるのはある種当然のことです。
作者が創作初心者や初級者なら尚更でしょう。
コメントした方には誹謗の意図はなくとも、作者がどう受け取るかというのもあるので、これは少し難しい問題です。
真っ当な批評であっても、自分の作品をダメ出しされて嬉しい作者なんて少数派でしょうから。

3.改作を勝手に公開

作者と知人でもない無関係の者が改作し、SNSなどの公に作者の許可を得ずに公開するケースも時々見受けられます。
後学のために改作を歓迎している作者もいるでしょう。
しかし、見ず知らずの人間に自分の作品を弄繰り回されて晒されたら、基本的には嫌でしょう。
これで気分を害した方や自信を喪失した方もいると思います。
改作をした方はアドバイスを目的として善意で行っているケースも多々あり、少々厄介な問題ではあります。
正直余計なお世話であることが多いように私には感じます。


少なくとも「詰将棋界隈に嫌気がさした」とだけは思われないよう、詰将棋界に属する者の一人として、気を付けていきたいと思います。