WFP2023年1月号 解付き#8

バーチャル詰将棋作家の駒井めいです。

1.協力詰・協力自玉詰 解付き

Web Fairy Paradise 2023年1月号(第175号)が発刊されました。

協力詰や協力自玉詰を解付きで出題するコーナーを担当しています(pp.54~57)。
今までフェアリー詰将棋(変則詰将棋)をよく知らなかった方も楽しめる内容を目指していますので是非ご覧ください。

2.今月号のラインナップ

今月号は協力詰1作、協力自玉詰が1作です。

【 登場作者 】
・springs
・駒井めい
※敬称略

3.フェアリー初心者向け

当コーナーの解説だけで理解が難しい方は下記の入門記事をご覧ください。

また、創作に興味がある方は下記のリンク集もご活用ください。

4.作品募集

9手以下の協力詰、協力自玉詰
投稿締切:2023年2月15日(水)
※詳細は当該号をご覧ください。

創作課題も出していますので、興味が沸いたら挑戦してみてください。

【 創作課題 】
攻方王に受方の開王手がかかる協力詰を作れ。

5.旧号から作品紹介

青木裕一 作
WFP第173号 協力詰・協力自玉詰 解付き #7 2022年11月

〔 協力詰 〕
先後協力して最短手数で受方の玉を詰める。
偶数手数の場合は受方から指し始める。
無駄合の概念はなく、合駒は全て有効。

a) 64飛成、54角、同龍、33玉、24角 迄5手
b) 64飛不成、44角、同飛、33玉、11角 迄5手

受方持駒の有無によって対照的な詰手順が現れます。
受方持駒残り全部の条件では、初手で飛成として最終手で玉の上から角を打ちます。
対して受方持駒なしの条件では、初手で飛生として最終手で玉の下から角を打ちます。
受方持駒なしの方が詰ましやすそうに思えますが、協力詰では逆に困るケースが出てきます。
その違いが巧みに表現されています。
詳しい解説はWFP2022年11月号(第173号)をご覧ください(pp.65~70)。