受先

今私が頑張って作ってる分野の一つが受先の協力詰です。
受先とは受方から指し始める出題形式のことです。
つまり、1手目は王手解除ではない自由度の高い手が入る可能性があります。
当然創作の難易度は上がってくるので、そこまで美味しい話でもないですが。

受先の協力詰は、フェアリー詰将棋専門誌Web Fairy ParadiseのFairy of the Forestというコーナーに一作投稿済みで、1月号で発表されるのを待っている状態です。
推敲中のが何作かあってどうするかはまだ未定ですが、あと何作かは発表していきたいです。
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/takuji/wfp.html

同じ受先でも協力自玉詰でやるのは、そんなに面白くならないんじゃないかと思い込んでいたので、深く考えてきませんでした。
けど、先日Twitterで受先の協力自玉詰を見かけて、「私が思っているよりまだまだ面白いことができるかもしれない?」と思い直しました。
https://twitter.com/smallsetminus/status/1470039358095126528

受先は別に真新しい表現方法でもないですが、まだ色々やれることあるんじゃないかなーとふんわり思っていて、日々勉強しながら作っているところでやんす。
上谷氏による「手番を意識したフェアリー詰将棋」という論考が出たり、最近のWFPでも受先の協力詰が発表されていたり、受先は今まさに盛り上がりつつある分野なのかもしれないですね。
http://fairypara.blog.fc2.com/blog-entry-153.html
そんなわけで、やりたいネタが尽きるまでは私も頑張って作っていきまうす。