気まぐれ麻雀記「門前と副露」

下図は雀魂の段位戦。

何を切ったら良いでしょうか。

1．メンゼン

メンゼンで進めるなら白が雀頭候補。

白白 ＋ 456m4667p2224s東

456mと222sで２メンツできているので、あと２メンツ必要。

白白 ＋ 456m ＋ 222s ＋ 4667p4s東

46mと67mの部分で２メンツ作ることになります。

白白 ＋ 456m ＋ 222s ＋ 46p ＋ 67p ＋4s東

46mと67mは5mの受け入れが被っている上に、場に１枚切られています。
67mの受け入れである8mは場に２枚切られているのも気になります。
ピンズで２メンツ作るのはちょっと大変そう。

なので、4s周りでもう１メンツ作り直したい気もします。
東の重なりも見たいところですが、消去法で東切りが最有力。

2．白ポン

2sツモの局面に戻ります。

メンゼンが苦しいなら、白をポンする展開も見据えたいところ。

白白白 ＋ 456m4667p2224s東

雀頭候補は66pと22s。

2.1　白ポン・66p雀頭

白ポンで66pを雀頭として考えてみます。

白白白 ＋ 66p ＋ 456m47p2224s東

白白白で１メンツ。66pが雀頭。
456mと222sの２メンツが既にできています。

白白白 ＋ 66p ＋ 456m ＋ 222s ＋ 47p4s東

あと１メンツが必要です。
4p・7p・4sの周りでもう１メンツ作ることになりそうです。

ここで、2sツモと白ポンのところで、１枚ずつ切らなければならないのを思い出してください。
47p4s東の４枚から切る牌を２枚選ぶ必要があります。
東は切るとして、4p・7p・4sのうち切るのを１枚選びます。

白白白 ＋ 66p ＋ 456m ＋ 222s ＋ 47p4s

4sを切って4p7pの２枚を残すと、5p・6pの受け入れが被っている分、若干損かもしれません。

白白白 ＋ 66p ＋ 456m ＋ 222s ＋ 47p

なので、4pか7pを切るのが良さそうです。

① 白白白 ＋ 66p ＋ 456m ＋ 222s ＋ 7p4s
② 白白白 ＋ 66p ＋ 456m ＋ 222s ＋ 4p4s

メンゼンで進めるより、だいぶ早くテンパイしやそうです。

2.1　白ポン・22p雀頭

白ポンで22pを雀頭として考えてみます。

白白白 ＋ 22s ＋ 456m4667p24s東

白白白で１メンツ。22pが雀頭。
456mの１メンツが既にできています。

白白白 ＋ 22s ＋ 456m ＋ 4667p24s東

あと２メンツが必要です。
667p・24sで２メンツ作れば良さそうです。
なので、東と4pが不要になります。

白白白 ＋ 22s ＋ 456m ＋ 667p ＋ 24s ＋ 4p東

3．結局何を切る？

2sツモの局面に戻ります。

3.1　東切り

ここは東切りで１シャンテンに進めておくのが無難そう。
白をポンできたら早くテンパイできそうで、このときは4pを切れば良さそうです。

3.2　4p切り

「4667pで２ブロック作るのは厳しそう。」
「東はダブ東だからまだ残したい。」
と考えるなら、2sツモのところで4p切りもありそうです。
白ポンのときにどうせ4pを切るなら、今切ってしまえということです。

２シャンテンのままですが、白ポンを前提とするなら、東が一瞬残るのでこちらの方が若干得でしょう。
メンゼンで行くにしても、白白を雀頭にして4s周りでもう１メンツ作ればよいので、十分に可能そうです。

実戦では4p切りを選んだのですが、巡目も進んできているので、東切りの方が良かったかなー…と思ったり思わなかったり。