めいのぼやき48 本誌とスマホ

バーチャル詰将棋作家の駒井めいです。

今回は詰パラ本誌とスマホ詰パラの評価について書いていきます。

先日、上記のアンケートを実施しました。
回答してくださった方、ありがとうございました。
「私にゃ分からん」の票を除いて、割合を計算し直してみます。

詰パラ本誌とスマホ詰パラで評価される作品の傾向は?
・似ている:5%(2票)
・若干異なる:30%(11票)
・だいぶ異なる:65%(24票)

詰パラ本誌スマホ詰パラでは評価される作品の傾向が「異なる」と感じている方は95%とかなり多いようです。
詰パラ本誌は専門雑誌、スマホ詰パラはスマホアプリと媒体が全く異なります。
当然評価付けをする層も異なっているでしょうから、それが要因の一つだと推測されます。

このアンケートを実施した背景として、
「スマホ詰パラの延長は詰パラ本誌なのか?」
という疑問に端を発しています。
そのように考えている新人作家は少なからず存在します。

① 創作の勉強をする。
② その過程で出来た作品をスマホ詰パラに投稿する。
③ 自信作・水準作が出来たら詰パラ本誌に投稿する。

このようなステップアップを考えているなら、まだ理解ができます。
詰パラ本誌よりもスマホ詰パラの方が圧倒的に採用されやすいですから。
「詰将棋を発表する」ということを比較的に低い敷居で実現できるので、スマホ詰パラが詰将棋界に与えた影響は計り知れません。
実際、スマホ詰パラがきっかけで多くの作家が誕生しました。
しかし、

① 創作の勉強をする。
② その過程で出来た作品をスマホ詰パラに投稿する。
③ 高評価が得られる実力をつけたら詰パラ本誌に投稿する。

というステップアップは正直理解に苦しみます。
詰パラ本誌を「上位の存在」として扱うために生じている問題です。
両者は性質が異なる発表の場なので、上位も下位もありません。
自分が本当に投稿したい場に投稿し続けながら、研鑽を積めばよいと私は思うのですがどうでしょうか。
詰パラ本誌には非入選コーナーもあります。
初投稿を後回しにする意味が私にはよく分かりません。
関連する内容は以前にも書いていますので、併せて読んでみてください。