突然変異

詰将棋に限らず創作活動に携わってる人は当然「今まで無かった新しい作品」を目指してると思います。
経験が浅い人はこの「新しい」という言葉に悩まされるケースが多々あります。
「新しい作品なんて作れない…」と言う人がいますが、これは「新しい」という言葉を極端に捉えすぎている可能性があります。
真に新しい作品というのは言うなれば突然変異。
超レアケースであり、本流ではありません。
例えば既存のテーマの僅かな発展。
これだけでも十分に新しく大変なことです。
他には既存のテーマを組み合わせて新たなテーマを生み出す。
難易度は更に上がり、これも相当な価値があること。
詰将棋の歴史の流れで自然な発展はこれらでしょう。
そこにごく稀に突然変異が起こるからいいのです。
「新しい」という言葉を極端に扱いすぎている人は、「価値のある作品」について考え直してみてください。
些細な新しさでも新しいことには変わりありません。