最初の村でLv.100

Twitterで興味深いツイートが流れてきたので紹介します。

「自称下手くそ」はまあまあ信用できない言葉ではありますが、話の本質はそこではありません。

・自分は上手いと思い込むこと
・作品を積極的に発表すること

は結構大事だよって話だと思います。
多分ね。
氏はイラストレーターとしての自身の経験に基づいて発言していると思うのですが、これは他の創作の世界でも言えると思います。

私は詰将棋作家として自分を天才と思ったことはないです。
まぁ少なくとも下手くそではないでしょう。
ただ、極力そういう気持ちで創らないようにしています。
ある意味冷静に自分を評価した上で創ると、永久に身の丈にあった作品しか創れない気がするからです。
創作において少し背伸びをすることは大切だと思っています。

作品の発表についてもめちゃめちゃ積極的というわけではないですが、発表しない期間が長くならないようには気を付けています。
発表しない理由が「何かごにょごにょ言われるのが怠い」というネガティブなものであることが私の場合多いからです。
自分の理想を追求するために殻に閉じこもるのも時には大切かもしれませんが、そんなの元から備わっているセンスがよほど優れている人でない限り無意味でしょう
適度に外部から刺激を受け続けた方が、多くの人にとってプラスになると思います。

自分以外のことについても触れると、詰将棋創作の世界では背伸びをして積極的に発表する人の方が上達が早い傾向にある気がします。
別にデータを取ったわけじゃないので、あくまで私が見てきた景色内での大雑把な話です。
これは必ずしも多作家を指しているわけではなく、毎回創意を感じる作品を発表する作家は伸びやすい気がします。
自分の実力の範囲内でまとまりのある作品を創ることも大切かと思いますが、いつしか背伸びができなくなって無難な作品しか創れなくなっているというケースも多々見受けられるように感じます。
自分を正確にコントロールするのって難しいんですから。

とにかく私が言いたいことは、最初の村で主人公のレベルを100にしようとするような行為はオススメできないですよってことです。