「時間なんで帰りますね」と言われてモヤッとした日

私は学校で働いている。
ニュースでも世間が周知のように、この仕事は定時で帰れることなんてほぼない。
「定額働かせ放題」とはよく言ったもので、
的を得てるな、と感心する。
毎年少しずつ、少しずつ業務が増えており、
勤続10年目を迎える今、初年度を振り返ると増えた業務量にビビる。

先日、放課後に部活動を見ていた。

今いる職場には看護師さんがいる。
支援学級の生徒のサポートとして派遣されているのだ。
17時になり、
「時間なんで上がりますね。〇〇くん、よろしくお願いします。」と私に言った。

その子から目を離すと危ないので見ておかないといけない。
でも、この人は勤務時間が終わったから帰るのだ。
当たり前のことなんだけど、モヤッとする。
だって、私の勤務時間は16:50だから、私だって本来は帰れるはずなのだ。

でも帰れない。
だって、生徒がまだ校内にいるから。
部活動指導で放課後の時間を使ったから、
この後は明日の授業準備をしないといけない。
だから、まだ帰れない。
裁判所や国は授業準備は5分で終わると言って判決を出してたけど、私には5分では指導案を作れない。


ずーっとしんどくて、
辞めたいな、
学校行きたくないな、
と思ってるけど、
辞めたあとに何も残らないから、
何も他にできることないから、
誤魔化しながらやってきた。

でもそろそろ誤魔化すのも限界かもしれない、
と感じている。



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