見出し画像

法学部履修ガイド!【現役部員が解説!】

こんにちは!明治大学雄弁部です。
今回は法学部1年次の授業やカリキュラムについて解説していきます!

他の学部と違って法学部は必修科目が多かったり、1年次から留年規定が設けられているので、新入生の皆さんの中には不安な方も多いと思います。(実際、私もそうでした)

そんな皆さんの不安を解消できるように、わかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!

1年次のカリキュラム

まずは、単位について解説していきます!

法学部では4年間で卒業するまでに128単位を取得する必要があります。1年次では最大で44単位を取得できます。ただ、そのうちの28単位は自動的にクラスごとに組まれる必修科目となっているので、残りの16単位を選択科目として自分で決めることになります。
そして、卒業には総合教養科目から12単位を取る条件があるのですが、これらの科目は和泉キャンパスでしか開講されていないため1、2年次で取らなければなりません!1年次のうちに、総合教養科目12単位を全て取りきってしまうのが理想です。

必修科目28単位は以下の通りです。 

・刑法(総論)Ⅰ・Ⅱ
・民法(総則)Ⅰ・Ⅱ
・憲法(人権)Ⅰ・Ⅱ
・EnglishAⅠ・Ⅱ
・EnglishBⅠ・Ⅱ
・初級○○語AⅠ・Ⅱ(第二外国語の授業、例;初級フランス語AⅠ)
・初級○○語BⅠ・Ⅱ(同様)
・基礎運動実習Ⅰ・Ⅱ
・日本語文献精読Ⅰ・Ⅱ
・法律リテラシー
・アカデミックライティング

原則としてⅠが春学期、Ⅱが秋学期に履修する科目ですが、法律リテラシーは春学期に、アカデミックライティングは秋学期にそれぞれ履修します。

留年規定

次に留年規定についてです!普通に授業を受けていれば、留年することはそうそうないので、ほとんどの人には関係ないとは思いますが、一応説明しておきます。

① 
日本語文献精読Ⅰ・Ⅱ:4単位
外国語科目Ⅰ:8単位
基礎運動実習Ⅰ・Ⅱ:2単位
アカデミックライティング:1単位

合計:15単位

法律必修科目群
(刑法・民法・憲法のⅠ・Ⅱ):12単位
法律リテラシー:1単位

合計:13単位

① から10単位以上、②から5単位以上を取ることが2年生に進級する条件となっています。
最も注意すべき科目は、日本語文献精読です!これを春学期、秋学期合わせて4単位落としてしまうと、①からは残り1単位しか落とすことができません。気を付けましょう!

1年次の科目概要

1年次に履修する科目についてざっくりと解説していきます。執筆者の個人的な感想も混じっていますが、参考にしてみてください! 

【必修科目】

・三法(刑法・民法・憲法)
 3クラス合同で大教室にて行われる授業です。原則として出席は取られず、試験一発勝負となりますが、コロナ禍によるオンライン授業では期末レポートによる評価でした。教授によって授業のわかりやすさや難易度が大きく変わってくる教授ガチャになります、当たりを引けるよう祈りましょう…。個人的には憲法の大津先生はレジュメが見やすく、わかりやすい解説だったので当たりだと思います。 

・EnglishA/B
 BBCの記事や、映画を題材にした授業など、先生によって取り扱う内容は様々変わってきますが、そこまで難しい内容ではないです。普通に出席して授業を受けていれば単位をもらえますし、高評価を狙えます。 

・初級○○語A/B
 第二外国語の授業ですが、こちらも先生によって難易度が大きく変わってきます。英語の授業よりは当然負担は大きいです。頑張りましょう!

 ・基礎運動実習
 体育の授業です。大学って体育あるの⁉って思った方も多いと思います。再履修のクラスがないので、これを落とすと2年次に1年のクラスに混じって受けることになります。サボらず出席しましょう!

・日本語文献精読
 古典の授業ですが、内容は近代がメインです。私のクラスでは、教授の配布したレジュメで明治時代の落語を読みました。なんで古典が法学部の必修科目なんだよ!と私も当時思いましたが、近代法の文献にも目を通せるようになるためらしいです…。結構大変な授業ですが、先述した通りこれを落としてしまうと留年がかなり近づくので、しっかり出席して単位を取ることが大事です。

・法律リテラシー
 春学期のみ履修する科目です。六法全書や判例の読み方、法律論文の書き方などを解説され、レポートで答案を提出します。今年度からは、新たな科目名に変わるらしいですが、授業内容自体は同じ可能性が高いです。

 ・アカデミックライティング
 こちらは秋学期のみ履修する科目です。参考文献や引用、脚注の方法などレポートの基本的な書き方を習い、自分で任意のテーマを設定して最終的には4000字程度のレポートを書かされます。1年生はまだレポートを書き慣れていないこともあり、おそらく法学部1年次で最もウエイトが高い科目です。ですが、雄弁部に入れば楽勝です!!

雄弁部では主な活動として、弁論というものを行っています。弁論とは、10分前後の演説だけで自分の主張を聴衆に理解、納得させるものです。その弁論の原稿については先輩たちが丁寧に書き方を指導してくれます。アカデミックライティングの授業では形式的なレポートの書き方だけで、先生がその内容まで細かく見てくれることはありませんが、雄弁部では論理的かつ客観的で説得力のある文章になるよう添削します。

ですので、雄弁部で弁論に使ったこの原稿をそのままアカデミックライティングのレポートとして提出してしまえば、高評価間違いなしです!

この機会にぜひ雄弁部への入部を検討されてはいかかでしょうか?

【選択科目】

選択科目は総合教養科目を3つ(12単位)と、日本近代法史(4単位)を履修するのが一般的です。
選択科目については、執筆者が履修したオススメの科目を一部ご紹介します!


・日本近代法史
 こちらは、法学部1年次で上限の44単位取るためには必要な科目なので、ほとんどの1年生が履修します。法学部長の村上教授が明治大学の前身、明治法律学校の歴史と3人の創立者について解説します。教授の明治愛にあふれた授業は、結構面白いと思います。

 ・数理と情報(阪井先生)
 情報やコミュニケーションなどに関して先生の考察や、他大学の教授などゲストを招いて解説していました。私が履修した当時はリアルタイムでのzoomによる全面オンラインの授業でしたが、o-meijiで出席が取られて欠席4回以上で落単でした。毎回400字程度のリアぺを書くだけで期末レポートや試験もないので、かなり緩いです。 

・自由講座(川井先生)
 まちづくりや地域ネットワークについて学びます。こちらもリアルタイムzoomの全面オンラインでした。o-meijiでの出席が一応ありましたが、欠席何回以上で落単のようなシステムはありませんでした。とにかく川井先生が学生を尊重している良い先生というイメージが強かったです。成績評価は期末レポート1000字程度だけなので楽勝です!

おわりに

ここまで目を通していただけた方は、なんとなく法学部のカリキュラムや授業について理解できたと思います。履修登録に関してはまだ先のことなので、分からなければ新歓で先輩たちに直接聞いてみるのがオススメです。その際にはぜひ雄弁部にも足を運んでくれたらと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?