観光を考える第4弾-2023世界文化遺産富士山-全構成資産周遊企画
こんにちは、まっちゃけるんです🍵
普段はカフェで世界遺産検定の勉強を中心に活動しています。主な活動はTwitterですので、気になる方は見てみてください!(→@MatchaCologne)
先日、世界遺産検定を受験された皆様、おつかさまでした!来夏からはいよいよ新設の準1級も登場し、世界遺産検定界隈も盛り上がりを見せていますが…。
今回は2023年最後となる、富士山全構成資産周遊企画の第4弾、「白糸の滝」の魅力と観光について語ります…!
18.白糸の滝
混雑予想⭐︎⭐︎
白糸ノ滝は、高さ約20メートル、長さ約150メートルに渡り馬蹄状に広がる崖の各所から湧き出した水が、数多の白い糸を垂らしたように流れ落ちています。これが「白糸」と呼ばれる所以です。
馬蹄型の世界遺産といえば…フォンテーヌブロー宮殿もありますね!これからはフォンテーヌブロー宮殿を世界遺産大事典で見るたびに白糸の滝を思い出してしまいそうです。
富士山の構成資産の一つとなっていますが、その理由はやはり「富士講」。富士山へ登拝し修行することをいうのですが、これを江戸時代に確立した長谷川角行もこの場で修行をしたというのが構成資産入りした理由です🗻
富士講創始者の角行だけではありません。富士講中興の祖であり角行の四世弟子、食行身禄の碑もあります。
彼は私財を投げ打ち構成資産の一つである北口本宮富士浅間神社を再興した人物でもあり、その百周忌にこの碑が白糸の滝すぐ横に置かれました。
「幻の26件目の構成資産」?!
白糸の滝すぐ近くにもう一つ、「音止(おとどめ)の滝」というものがあります。
最初に看板を見て思ったことは…「これ音止の滝」でも長谷川角行らが修行を行い、言い伝えていればここも構成資産になったのかなぁ…?
白糸の滝を見て、その後徒歩数分だったので行ってみると…
こちら。
こんなとこで頭打って修行をしたら身は持ちません。流石の角行もここでは修行はやりたくなかったようです😅
観光客は平日、90分ほど滞在で見かけたのは30人ほど。すごく快適で持続可能な観光を感じました。
「西廻り」の観光面はいかに…?
平日でありましたが、バスは約20分遅れで到着。前回はレンタサイクルだったのでそこまで気にしませんでしたが、西廻りでもあるのかと思いました。
モーダルシフトが謳われる現在ですが、残念ながら富士山周辺では不可能です。圧倒的車社会なのではないでしょうか。
バスは1時間に1〜2本で自家用車の方が便利なのに加え、そのバスに観光客と地域住民が併せて乗ってきますので、平日の昼間でも混雑。そして大きな幹線道路の少なさから車も集中。そして一車線。これで平日の混雑が説明できるのではないかと思います。
バスが1時間に1〜2本しかないメリットは何か?
自分が考えるに、当地でお金を落とす人が増えるということです。もしバスがポンポンきてしまえば、「大きい駅まで戻って食べよう」となりますが、もししばらくバスが来なければ「この資産の近くで食べよう」となります。で各資産ロータリーにお土産屋さんやレストランカフェが何店舗かありました。30人ほどいた観光客の皆さんは、アイスを買ったりお土産を買ったりカフェに入っていたりして楽しんでいました。(いちいち観察するな
自分も美味しいカフェで美味しい食に出会えました✨
さて2024〜も引き続き、全構成資産周遊企画を続けます。残りは7件となりました。第5弾もお楽しみに🗻
まっちゃけるん
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