読書記録『最期まで在宅おひとりさまで機嫌よく』上野千鶴子(著)

画像1 「おひとりさまの生き方」についての上野さんと10人の女性の対談集。以前から上野さんが提唱する「在宅ひとり死」、認知症になっても最期まで自宅で暮らすことについて、様々な分野の対談相手との対話で改めて魅力と課題が伝わってきた。どの対談もよかったが、特に、お母さんの認知症に接した稲垣えみ子さんの言葉が心に残った。「イキイキと外に開いているのが幸せな老後のイメージでしたけど、そうではなく、やりたいこと、欲を徐々に少なくして、下り坂であっても何とか前向きに下りていきたいなって。」