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だけど、出ていく子に

私はあんまり楽しい家庭に生まれなくって、
朝起きて学校に行くまでも帰ってきてから寝るまでも、
一度も笑えない、言いたいことが言えない
というか言いたいことすらもう無いような、
そんな日々を過ごしていました。

夕方子どもとテレビを見ていてふと、
昔父と金曜ロードショーのバイオハザードを見た時の雰囲気を思い出しました。
クーラーの効いた涼しいリビングだったな。
怖がりの姉は見たくないと自室に行き、
母はお皿を洗っていて、私と父とわんこ2匹で見始めて、
ドキドキビクビクしつつ、
どんどん人が死んでいくシーンに慣れていく自分を感じていた記憶。

映画やし・・・ほんまにはありえへんし・・・という自己防衛が作動した感じ。笑

今私がコツコツ紡いでる家庭は
毎日母親(私)が不機嫌で子どもが怯えて暮らすなんてことはないし
勉強しろ!良い大学に行かないやつは親不孝者だ!と怒鳴ることもないし
習い事は本人たちのやる気で決めていたり、
夕食やお風呂の時には、学校の話など好きに会話してる。

私が親にしてほしかったこと、
親とこんなふうに過ごしたかった、こんな関係でいたかった
と思うものを頑張ってみてる感じ?

私の母親としての対応が子どもにとって良いのか悪いのかはわからないし、
子どもたちに言わせれば改善点は山ほどあるんだろうけど😆

あんなに母親の機嫌に怯えて過ごした私でも
不思議なことに、たまに子ども時代に戻りたくて心臓がキュッとなる時がある。
楽しい家庭で過ごした人たちはもっと強くそう思うのかなぁ?

と考えたり。

私はキュッと寂しくなった時、同時に未来がちょっと怖くなる。
この先もやっていけるかな と思う。

なんなんやろねこの感情😟

自分自身がそんな気持ちがある子育て生活の中で思うことは
それに負けてしまうと、
いくらでも大きなチャンスを見逃すことができるということ。

一人暮らしとか、行きたい学校が寮に入らなあかんとか、留学とか、
実家を離れないとできない貴重な経験ってなんやかんやあると思うけど

自分の子には、ちゃんと実家を離れられる子になってほしい。
安心してどこにでも行ってほしい。
少しの不安があっても、自分には帰る場所があるからって思えたら
きっと挑戦する勇気が湧いてくると思う。

どんなに親や兄弟が好きでも、
だからずっと地元で良い、一緒にいたい じゃなくて
それでも自分の人生を一番に考えて、
やりたいことができる場所に堂々と踏み出せるようになってほしいな。
やりたいことが地元にあるならいいけどな。笑

なのでそんな風に思ってもらえるように、子育て奮闘中。

やりたいことはどんどんやるべきだって姿を見せたくて、
色んなところに連れ回しちゃってるけど
何事も楽しんでついて来てくれる子どもたちに感謝😆

さぁ、今日もお母さん頑張りましょう。

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