6. ちょっと寂しい

どうも、江原茗一です。

先日今年最後のライブを終えました。多くはなかったと思いますが、今年はまあまあライブをさせてもらった気がします。音楽を作ることが好きなので、ライブはどちらかと言うとそれほど好きになれないままここまで来たのですが、正直今年のライブ活動を通して、ライブをするのが好きになってきました。今年はもうライブが無いのだと思うと、意外にも寂しいような気持ちがしています。まあまたすぐ来月に一本、ブタちゃんとのツーマンがあるわけなのですが。
もしかするとライブがというよりも、バンドメンバーと会うのが楽しいという感情の方が大きいのかもしれませんが、それにしたって最近はステージの上で楽しんで演奏できている気がします。ここにも自分の成長を感じる。
お客さんがどのように思うのかはわかりませんが、私はライブ中のちょっとしたミスなども、面白いと思っています。先日のDOMMUNEでのライブでも、ベースのCoffが「俺はどつで狭めの場所でのライブばかりやってきたから今日の環境は全然緊張しない。立川ステージガーデンはめちゃくちゃ緊張した」と喫煙所で呑気に語っていたわりに本番で盛大に間違えていたけれど(本人は悔しがっていた)、そういうのも私は全然気にならない。むしろ楽しい。もちろん完璧なステージを作ることが一番だとは思うけれど、ミスも含めてライブって楽しい。
立川はシマダくんとマコイチがいてそれはそれで豪華で良かったですが、基本メンバーと行うライブは今年最後のライブが一番良かったんじゃないかと個人的には思っています。角張さんもそう言っておった。
カメラが多くてカメラ嫌いの自分としては銃口を向けられているような気持ちでしたが、そんな中でも良いライブができたんじゃないかと思っています。満足。
そんなこんなで、来年はアルバムを出す意思がありますので、そうとなれば小規模でもツアーを行えるはず。セカンドアルバムのリリース後できなかったツアーを、このメンバーで行えた際にはぜひお越しいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。今年はありがとうございました。

さて、新7インチ『ゲームオーバー/ピクチャー』の一般発売日が12月21日(水)に決まりました。年末でお忙しいとは思いますが、ぜひご贔屓のレコードショップでお買い求めいただけたら幸いです。(追記※カクバリズムデリバリーは売り切れてしまったようです。)
なんとか新しいものをリリースすることができて良かったです。改めてそう感じています。今回もクニさん(國枝逹也氏)にデザインしていただきました。どうもありがとう。今月クニさんと飲む約束したから楽しみ〜。

どう頑張っても光が反射してしまい色々格闘した結果諦めた

前回「何かブログで書いて欲しいことがあれば教えてください」と記事に書いたところ、色々リクエストいただきました。ありがたい。結構いただいたので、類似で多かったものから今月は小出しで軽く書こうと思います。

「『人生ベスト菓子TOP3』の二位と三位は何ですか」とご質問いただきました。確かに書いてなかった。二位も三位も前回書いた「銀座たちばなのかりんとう」と同様に超超超ベタで恥ずかしいのですが。
まず第二位は上野「うさぎやのどら焼き」です。うさぎやは阿佐ヶ谷・日本橋・上野にお店があるのですが、上野が本店だそうです。ご家族がやっているのが阿佐ヶ谷と日本橋。この三店舗、名前こそ同じですがどこも全然特徴が違うわけです。もちろん三店舗全て美味しいのですが、私は上野が一番好き。まじで好き。
先に阿佐ヶ谷の方のどら焼きを食べていて、かなりの衝撃を受けていたのですが、一昨年の暮れだかいつか、映画監督の空音央くん(彼もどら焼きラバー)に上野うさぎやのどら焼きをお土産としてもらって以来、阿佐ヶ谷版を上回る衝撃的美味さ(個人の好みです)で完全に上野版にひれ伏しています。つぶあんの甘さ加減と硬さ、皮の厚みしっとり感、完璧です。スタンディングオベーション。あんまり褒めすぎるといざ食べた方の感動をぶち壊すことになるかもしないのでやめておく。是非三店舗食べ比べてみては。

そして第三位は、今年急上昇で入ってきた岐阜県中津川「すやの栗きんとん」です。これは、どうやらめちゃくちゃ高級です。とあるライブの楽屋にどなたかが差し入れとして持ってきて下さったことがきっかけで食べました。どなたか存じ上げませんが、ありがとうございます。この栗きんとんに出会わせてくれて。
その時楽屋にいた何人かが「やばいものが来た!!日本一美味い栗きんとんだから食べた方が良い!」と鼻息を荒くしており、私は「な〜に言ってんだ、栗きんとんなんて美味いに決まっとるやないかい」とスルーしていたのですが、帰宅後ある意味なんの期待もせず食べたところ時が止まりました。
一口食べて手を止め、すぐさま茶を入れました。私がグルメ漫画のキャラだったのなら号泣していたに違いない。殿様だったら「この栗きんとんなる菓子を作った者をここへ連れて参れ!!!!」と叫んでいたに違いない。
お値段が結構することと、栗の取れる季節でなければ買えないため、別枠受賞とするか迷いましたが、多分あの時鼻息を荒くしていた人らよりも、明らかにはるかに絶対に私の方がこの栗きんとんを好きになっちまったに違いないということで、TOP3に入賞させました。
次はいつ食べられるのか……高いんだよな。
何この話。というわけで私のTOP3が気になった方は是非食べてみて下さい。

さて今日も引き続き頑張って制作するか。なぜだか最近とてもやる気があって調子が良い。だからと言って納得のいく良い曲がポッポとできるわけではないのだが、やる気があるって本当に良い。エンジンかからないからな私は。
非常に矛盾しているようだけれど、好きなことをやっているはずなのに音楽を作るのはとても苦しい。何も無い0の状態から1へ辿り着くまでが結構きつい。BPMを決めてドラムの打ち込みだけして終了してしまう日もある。それでもその状態でも、やる気があるのと無いのとでは精神的負担が全然違う。やる気がある時は「ここまでできたなら大したもんだ」と思える。
しかも普段はデモ作りで似たような曲ができてしまうことにクサクサと頭を抱えているのだが、なんかもうどうでも良くなっている。飲み会で私の尊敬する人物に「似たような曲でも良いじゃん」「すごいことだ」と言われ、私もその言葉の詳細を酔っ払って忘れてしまったし、後々聞いたら本人も酔っ払って記憶を全喪失していたので適当なことを言っていたっぽいが、この一言によって気持ちがだいぶ楽になっている。
なんと言うか、「音楽最高!」と思う気持ちを持続させることのほうが今は重要。
私のバンドでギターをやってくれている鳥居くんも、曲作りの時「クソデモ」みたいな仮タイトルでデモを量産していると言っていた。私も同じく「しょうもな_日付demo.mp3」「明るすぎてあほっぽい.wav」みたいなデモを量産している。しかしそれを続けていくことでちょっとずつ進歩していくことを期待してやっている。そのためにはやる気と調子良さが必要。
家欲しいから宝くじ当たらないかな〜。

また一気に書いちゃって文章が変かもしれない。御免。
では。

江原


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?