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「こころ」 2年 森田翔

「こころ」
文学部史学地理学科 2年 森田翔 (FC東京U-18)

こんにちは。
今回部員ブログを担当させていただきます。文学部史学地理学科アジア史専攻2年森田翔です。

まず初めに、日頃より明治大学体育会サッカー部をご支援いただいているすべての皆様に深く御礼申し上げます。そして、今まで自分に関わってくださったすべての皆さんにも今の自分の思いが届くように書きます。ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

時が経つのはとても早く、期待と緊張を抱いて明治に入ったあの時から、もう1年と半年が経とうとしている。

『考え方』

私はこの1年半でものすごく明治でいられることのありがたさを感じている。
毎日手厚いご指導をして下さる監督やスタッフ陣、毎日全力で練習や試合に取り組む部員、それを陰ながら支えるマネージャー。誰一人として一切の手抜きをせず、全力で物事に取り組む姿勢。これこそが明治が大切にしているものだと考える。そういった環境で勉強、サッカー、仕事などを取り組んでいる中で自分という器の小ささを感じる事が多くなっている。
サッカーや仕事では、毎日成功と失敗が繰り返される中で自分自身が起こった出来事に対して一喜一憂していた。1つミスをすれば、切り替えるのに時間がかかり、またミスをしてしまうという悪循環に陥ってしまう時もあった。そういったところは高校生の頃からで、なにも変わっていないなと思ってしまうこともあった。栗田さんがおっしゃった言葉で自分の中にものすごく残っている言葉がある。
それは、
「大好きなことで悩めることはものすごく幸せなこと」
である。
振り返るとサッカーを5歳の頃から始めて、サッカーが大好きで今までやってきたが、時には辞めたくなるような挫折もあったが、結局はサッカーが大好きで今までも色々な壁を乗り越えてきた。明治でも同じである。同じポジションにはすごい武器を持っている選手ばかりで毎日とても良い刺激をもらっている。やっぱり、試合に出られないのはとても悔しく、負けられない気持ちも強くなる、その中で、自分は常にメンタルをブラさずにやるためにこの言葉を思い出して日々を取り組んでいる。

『明治の人間なら』

毎日栗田さんはこの言葉を口酸っぱくおっしゃっている。
「明治には立ち戻るところがある。」
これは3原則の事である。明治の人間は日々の練習で自分自身に問いかけている。どんなに自分のプレーが悪くても、スタッフ陣に怒られたとしても、まず明治の人間なら立ち戻らなければいけないのは3原則である。これは絶対にブラしてはいけない鉄則なのである。そうやって3原則を軸にやっていった中で自分の武器を出すことで明治の人間は成長し、組織としても強くなる。自分も何かマイナスなことが起こった時は3原則に立ち戻り徹底することを意識している。

『度胸』

この言葉は私の学部と専攻の先輩である、名古屋グランパスの森下龍矢さんの言葉である。森下さんが初めて日本代表に選出された時にわざわざ明治の寮まで来てくださり、私たちの前で色々と話してくださった言葉の中で一番印象に残った言葉だ。
練習でうまくても本番で全然出せない選手もいる。そういった選手はピッチに出たらミスという恐怖に襲われるのだと思う。これは、私自身も感じることだし、スポーツをやっていたら感じるものではないかと考える。その恐怖の中でも自分がやってきたことをすべて出す。これが今の自分に足りないものだ。先日、リーグ戦の前日練習でトップチームのスタメンの方でチャンスをもらった時があった。自分自身もチャンスをもらったと考え、積極的にプレーした。でも、次の日のリーグ戦では、バックアップだった。とても悔しかったし、自分自身に落胆した。次の日の練習でも龍さん(太田龍之介)には、
「どんまい、次のチャンスはもうないよ。」
と言われた。悔しかったけど、間違いないなとも思った。自分自身本当に一瞬のチャンスをつかむ練習をしていたのか。チャンスを掴む想定をしながら練習していたのか。自分に問いかけた時、まだ足りないと感じた。それでは、全然だめだ。そういった細部のところまで突き詰めた人が「度胸」を出すことで初めて結果に結びつく。
「置きにいったプレーは何も生まない。チャレンジする度胸を逃さない」
森下さんがおっしゃったこの言葉を自分に深く落とし込んでこれからも前に進んでいきたい。

まとまりのない文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

最後になりますが、先日佐藤恵允さんが明治大学体育会サッカー部を退部し、ブレーメンに新しいチャレンジをしに行きました。事実上、私たちは離れ離れになってしまいますが、心は一つです。ドイツで明治魂を見せてくれる恵允さんに残りのタイトルを取って、良い報告ができるように明治大学体育会サッカー部一同頑張っていきます。

次回の部員ブログ2年担当は鹿島アントラーズユース出身の高橋楓です。
ピッチ内では落ち着いたビルドアップが持ち味で攻撃にリズムを作ってくれますが、ピッチ外ではいつもつまらない話をして会話のリズムを崩してしまいます。。。
そんな彼の魂のこもったブログに是非期待してください。


森田翔(2年=FC東京U-18)
文学部史学地理学科。DF。

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