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「見合っているか」 2年 山部ちひろ

国際日本学部2年 山部ちひろ(成立学園高校)

こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただきます。
国際日本学部2年の山部ちひろです。

はじめに、新型コロナウイルス感染症拡大に際して、今も最前線で戦ってくださっている医療従事者の皆様、また関東大学サッカーリーグ戦をはじめとする大会の運営にご尽力いただいている関東大学サッカー連盟、学連の皆様に感謝申し上げます。

正直私は迷子になっていました。

2歳から音楽を始め、スポーツ、勉強と、努力の成果が結果や評価に直結するものしかやってこなかった私は、それらを通して目標を持って努力することが大好きになりました。しかし、人生で始めてマネージャーという競争や直接的な勝ち負けのない立場になった時、思いがけず自分の力をどう出せば良いのかわからなくなってしまっていました。

目指すものがあまりにも抽象的で何を目指し努力したら良いのか分からず、長い間自分の有り余る気持ちと力をどこに向ければ良いのか分からずにいました。

だから、知り合って間もない人に何か部活やってるの?と聞かれて答え、凄いね!と褒めていただいても、同じチームにいるにも関わらず選手の努力量に見合う仕事が出来ていないという自覚がある自分は、ただ凄い集団に入れてもらっただけだ、と素直に喜べずにいました。

本当の意味で部の一員になれているのか自信がありませんでした。ただ凄い人たちにくっついているだけで満足なんてしたくないし出来ないからこそ喜べないのに、いくら考えて行動してみても、なかなか答えが見つからずにいました。

そんな中、先月中旬頃、初めて急ぎで作らなければならない部の動画が一気に溜まり、編集に追われていた期間がありました。大した編集技術もない上に機械に弱い私は、ただでさえ時間がかかるのに、パソコンにエラーが起こったりデータが消え、その度に半泣きになりながら戦いました。気づいたら朝になっていることもあって生活リズムが乱れ、吐き気のする日もありました。

しかし、こんなにも追い込まれ必死になって部の仕事ができたのは初めてで、達成感があったしその時初めて、自分は努力した、選手たちの努力量に見合うほどの仕事をしたと言えるくらいの自信を持つことができました。

そして、これまで毎日部活に行けないことに物足りなさを感じていたけれど、チームのためにという思いを持ち続けていれば、どこで何をしようが関係はなく、自分の中に軸を保ち続けられるということに気がつきました。


先日、夏の長い活動休止期間やリモート観戦を挟み、久しぶりにリーグ戦のプレスに入りました。

大雨の中でぐちゃぐちゃになったピッチの中でも、勝つために泥まみれになることを少しも厭わず全力で走り身を投げ出して戦う選手たちを久しぶりに間近で見て、改めてこの人たちは凄いと圧倒されました。

自分の4時起きなんてなんともなく感じさせられるくらい彼らは朝早くから用具の準備をするし、米だって研ぎます。平日は練習が終わったら学校に行って授業も受けるし、土日は自分の試合や練習が終わった後にも別のカテゴリーの運営や審判もします。その他にも私には見えないところで、グランド外で、サッカーをするために沢山苦労しています。

これまではそんな姿を見て、あまりにも広範囲をカバーしてしまう選手たちに対するマネージャーとしての自分の力に限界を感じていました。

しかし夏に一度マネージャーだからこそできる仕事で限界まで行ってみた今は、選手たちに負けていられない、自分にも出来ることはあるから見合うくらいやってやろうと思うことが出来ました。

このチームや歴史を宇宙としたら、本当に私は土星の周りに浮いているゴミ粒1つ程度の存在に過ぎないけれど、自分の努力の成果が出るのは間接的ではあるけれど、チームの結果に対して自分も貢献したと胸を張って言えるよう頑張ろうと思いました。烏滸がましくても凄いねと言われたらそうなんです凄いんです!と言えるくらい自分に出来ることを探し努力しようと思いました。

選手たちを直接サポートできるのはグランド内のみです。

だけど、ファンクラブの運営だって学連だって何だってたどっていけば最終的にはチームや選手に行き着きつきます。

幸い私には素敵な同期の選手たちやマネ江口と日本一になるという大きなモチベーションがあるので、それを達成するまで強い気持ちを絶やさず残り約2年間過ごしていきたいと思います。

チームや日々全力で戦う選手たちにも、今思うとあり得ないほどの時間と手間をかけて自分をこの大学に入れて下さった高校の先生方にも、自分の考えをいつも否定せず後押ししてくれる親にも恥じないような姿勢で大学生活を過ごしたいと思います。

拙い文章でしたがご一読頂きありがとうございます。

次回の2年生部員ブログは丸山海大です。
昨年冬のILから、今年はリーグ戦に数多く出場している頼れるセンバです!普段は何を言っているのかよく分からないことが多いですが、試合になると仲間にはっきり厳しく要求ができる人で、ギャップ萌えですね^ ^
きっと素敵なブログを書いてくれます!
ぜひご覧ください!

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山部ちひろ(2年=成立学園高校)
国際日本学部国際日本学科。マネージャー。

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