「何を残せるか」4年 宮本太郎
「何を残せるか」
経営学部公共経営学科 4年 宮本太郎(千葉県立千葉東高校)
こんばんは。
今回部員ブログを担当させていただきます。
経営学部公共経営学科の宮本太郎です。
まず初めに、日頃より明治大学体育会サッカー部をご支援してくださっている全ての皆様へ感謝申し上げます。この部に関わることが増えていくにつれて、多くの方々が応援してくださっているということを、以前にも増して感じております。
シーズンインから半年以上が経ち、残された期間への意識も出始めた現在、感じる気持ちを書こうと思います。
自由な時間が多くある大学生。
サッカー部に入らず、他の活動をちょこちょこしながら、たまに友達と遊びながら、いわゆる普通の大学生をしていたらそれはそれでいい学生生活だったなと言える気もする。
多分、どの道も正解であると思う。
しかし、こんなにも嬉しいこと・悔しいことを目まぐるしく経験できて、ここまで熱中できる毎日を過ごせている今が、本当に幸せであるとつくづく実感する。
天皇杯1回戦。
自分は審判の活動のため、速報を通して他の場所で結果を知った。速報を見るのが怖かったことを覚えている。俺、何してんだろと思い、この時ほど何にも代えがたい悔しさを覚えた時はなかった。
アミノバイタルカップ優勝。
“決勝だから頑張る”などではなく、日々の積み重ねの結果が、存分に発揮された試合だった。応援も、硬派に、実直に、心から応援する仲間の姿を見て本当に誇らしかった。
天皇杯3回戦。
Jリーグチームと互角に戦う大学生を見て、サッカーというスポーツの面白さに気づけたと同時に、この大声援を浴びる選手が明治の選手だったらと何回思ったか。
リーグ戦13節筑波戦。
90分間走り続け、声をかけ続け、立場に関係なく勝利を目指す姿。この試合の持つ意味の大きさを全員が理解し、勝ち点3を得ることが出来た。
同期と比べて、関わっている時間は多くはないが、みんなと同じくらいチームのことが好きで、イヤになるくらい長い移動時間も忘れるくらい、八幡山が好きだ。
小学校1年生からサッカーをはじめ、“自分 - サッカー ≒ 0”のような学生時代を過ごした自分にとって、大学時代ほど「誰かのために」という想いでサッカーに関わることはなかった。
自分の性格上、今までは誰かのためにと言ってみるはいいものの、どこか上の空であることが多かったのだが、この組織に入ってからは本気でそう思えるようになったし、仲間・環境がそうしてくれている。
怪我で思うようにプレーできなくても、チームのことを第一に考え、声をかけ続ける人。
チームの最前線に立ち、背中で見せ続けている人。
トップの試合に出れなくとも、自分の与えられた環境・立場から明治のために戦う人。
スタッフの方たちも、いつも最後の最後まで、選手のために熱心に指導してくださっている。
甘えが許される場所ではなく、嘘偽りなく全員が上を目指している。
毎回、ピッチに立つと気を引き締められ、頑張ろうと思い続けられるのも、この組織・この仲間だからこそだと胸を張って言える。
そんな生活ができるのも、泣いても笑ってもあと5か月しかない。与えてもらうばかりでななく、4年生として何が残せるか。選手ではない立場だからこそ、伝えられることはないのか。
点を決めるような、結果に直結する立場ではないからこそ、実直に取り組む姿を示し続けなけなければならないと感じる。上辺の言葉ではなく、続けなければならない。
先輩方が築いてくださった、”明治”へのブランドと信頼感を継続し、受け継いでいかなければならない。特にこの信頼感というものは、他の場所に行ったときに強く感じる。絶対に変えてはいけないものだ。
16年に及ぶサッカー人生があと少しで1つの区切りをむかえる。
最後の最後に、こんな夢のような舞台に関われるとは思いもよらなかった。
余すことなく、想いを懸けて、残りのシーズンを戦いたい。
長い文章になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。良い景色が何度でも見られるように、出来ることを全力でやっていきます。
今後とも、明治大学体育会サッカー部のご支援、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。
次の4年生の部員ブログ担当は副主将の常盤亨太です。
チームの状態に常に目を向け、しっかりと指摘してくれる頼りがいがある男です。中盤で戦いまくり、走りまくってくれます。
東京配属になったら、味スタいっぱい行きたいです。
そんな彼の熱いブログにご期待ください。
【過去のブログ】
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