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「プラスの力に変わるように」 3年 宮本太郎

「プラスの力に変わるように」
経営学部公共経営学科 3年 宮本太郎(千葉県立千葉東高校)

こんにちは。
今回部員ブログを担当させていただきます。
経営学部公共経営学科3年 学生審判の宮本太郎です。

はじめに、日頃より明治大学体育会サッカー部をご支援、ご声援いただいている全ての皆様に深く御礼申し上げます。

自分の率直な思いを書き記したいと思います。


2022年10月1日、関東大学サッカーリーグ、早稲田大学戦、4-0。
この日が初めて明治大学サッカー部を感じた日であった。

動機などなく、地元千葉で開催されると聞き、会場まで少し足を運んでみた。全てが今までのそれとは違った。
両サイドバックの圧倒的な上下への運動量、その他ポジションでも作り出される優位性、切り替えの早さ、球際・力強さなど今でも鮮明に思い出される。
その日以降明治のサッカーのファンになり、その他会場にも優勝を願い出向いてみたりもした。

今春、縁があり学生審判として入部させていただき数か月が経とうとしている。
立場上、選手の戦う姿を一番近くで見て、選手たちの熱を肌で感じることの出来る審判だからこそ感じるものがある。
TOPからSTまで全てのカテゴリーを経験させていただき、全選手の笛を担当した。
立場に関わらず日々全力を尽くして生活し、ピッチで表現している選手たちと一緒にグランドを走っていて好きにならない要素などない。
表現が正しいか分からないが、去年まではピッチ内で起こる、明治が作り出す90分の事象が好きなだけであったが、今はもっと特別な感情を抱く存在である。

そんなサッカー部に対して自分は何か良い影響を一つでも与えることが出来ているだろうか。
いや、それだけではない。
サッカーの特性上、審判の主観や権限が大きいため、試合結果が審判の裁量にかなり依拠される。
そう考えると、相手選手や観客の方々に対しても、責任感ある活動が出来ているだろうか。

以前、「“審判を学生から出す意味はどこにあるのか”を考えてみてほしい」と言われたことがあり、自分の中で気づかされるものがあった。
確かに自分より上手な人はごまんといるし、派遣を依頼することも考えられる。依頼せずとも、サッカーが好きな人であれば明治という環境で笛を吹きたいと思う人も間違いなくいる。
そのような環境に身を置く者として、求められる姿勢だったのか。それまでももちろん全力でやっていたことに嘘はないが、与えられた役割をこなすことだけに一生懸命になっていなかったか。

審判を学生から出す意味に対する答えの一つとして、選手と近い位置にいるため、ルール理解の浸透なども考えられるが、もっと大切なことがあると思う。
それは「運営・試合すべて含めて大学サッカー」ということだ。
運営含めた全てがその大学の評価につながっており、リーグ戦のポイント順に大学の評価が決まるはずもない。

審判の目線から話すと学生らしい実直さ・一生懸命さは見ている人にも伝わり、それが最終的には明治大学体育会サッカー部に対してプラスの影響を与えられると信じている。
それをどこまで自分事として捉え、日々の活動に反映できているだろうか。

選手・マネージャー関係なく全員がチームのベクトルを揃え、進んでいくことで組織に強さ・厚みが出る。
その一端を担っていることに対して本気の自覚はあるか、日々問い続けていく必要がある。

目まぐるしく上位校が入れ替わる関東大学サッカーリーグ1部で毎年のように優勝争いをする明治。そのような部にいるというだけであぐらをかくことなどあってはならない。
部に所属している以上、自分がいることによる価値を出し続けていく必要がある。
それは部活に限ったことではなく、社会に出て会社に勤めることになっても、組織に属する以上は変わることのないことだ。

プラスの力に変えていく。その先にある明治が勝つ姿を何度も、何度でも見たい。

拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

これで本年度の3年生の部員ブログは終了となりますが、個人の思いが詰まったブログがたくさんありますので是非ご覧ください。

宮本太郎(3年=千葉県立千葉東高校)
経営学部公共経営学科。学生審判。

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