チェロを買いに③
いよいよ待ちに待ったチェロ試奏の日がやってきました。
教室で用意してもらった楽器は下記の３本でした。
・ヤマハ
・カールヘフナー
・ゼムリンガー
そして、先生の先輩の楽器が１本。
弓は5万〜15万くらいのものを何本か用意して下さっていました。弓のことはよく分からないので、どういうメーカーか不明。
【ちょっとメモ】
○予算は30〜50万(出来れば弓込み)
○ケースは10万くらいが理想
上記が私の理想。果たしてそれに収まるのか。
まず最初に弾いたのはYAMAHA。
日本のメーカーで昔から良く知っているメーカー。実際に教室でもYAMAHAを弾くことが多いです。
しかしながら、今回は可もなく不可もなくといった印象。音もすっと出るもののいまいち印象に残らない感じでした。
2番目に弾いたのはカールヘフナー。
この楽器には持った瞬間まず驚かされました。
「えっ、軽っ！！！」
そう、楽器本体の重さがとても軽かったのです。チェロとは思えない軽さ。先生と「この軽さはびっくりしますね〜！」なんて思わずきゃいきゃい言い合ってしまいました 笑
そして弾いてみる。
…うーん。。。楽器の重量と同じく弾いた感じも軽い。そして音も同じく軽い。
折角の低音楽器なのでずっしりとして艶やかな音が良いなと思っていたので、私の欲しいチェロとはタイプが違うかな？といったところ。
そして3番目がゼムリンガー。
この楽器・・・すごく好みでした。
初心者の私でも低音から高音までバランスよくすっと鳴り、音色も綺麗。
また、なんといってもチェロのお顔！少し渋さもあり艶もあり、とっても好きな見た目でした！
素敵・・・。弦楽堂の楽器ほどの感動はありませんでしたが、すごく好きな楽器だと思いました。
そして最後に弾いたのが先生の先輩の楽器。ヘルムート・イルナーというドイツの楽器です。
この楽器は事前に写真を貰っていたので、毎日眺めていた楽器！
実際に持ってみるとすごく重い！重量結構あるタイプでした。
そして弾いてみる。
本体の重さと同じく弾き心地も重めです。特にC線とG線が上手く鳴らせない。ゼムリンガーが良く鳴る子だったので対比がすごかったです。
初心者には難しいか？
そして、先生に全ての楽器を弾いて貰う。やはり初見の通りYAMAHAとカールヘフナーはなし。ゼムリンガーは先生が弾いても音の方向性は一緒でした。イルナー は私が弾いたら鳴らなかったけれど、先生が弾くとちゃんと鳴る。つまり、上達すれば私でも響かせられる？
結局、ゼムリンガーと先輩の楽器で悩み始めました。
弾きやすさと見た目はゼムリンガー。しかし予算に収まらない。
先輩の楽器は今の私には難しそう。だけど、弾きこなせたらきっと綺麗になってくれる。そして予算内(これは大きい)。音質的にもどちらかと言うと好み。
こんなことを考えていたら時間が足りなくなりました。教室にゼムリンガーが気に入ったけど悩んでいて決められないことを告げると、次回はゼムリンガーの他の型番も持ってきてくれるということになりました。
一先ずその日は引き上げ、次回はゼムリンガーの型番違いと先輩の楽器を弾き比べることとなりました。
次回へ続く…
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