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就職一年目で学んだこと

1.夏の思い出

今年も夏がやってきましたね。
夏は暑苦しくて、持病のチックが悪化するから身体的にキツい季節なんですが、楽しい思い出がたくさんあるから一番好きな季節です。

昔は夏は結構身体的には楽な季節だったんですけどね。
小学校や中学校の頃は、夏って言ったらチックの症状が全く出なかったから、自転車に乗って近所を走り回ったり、友達ん家に行ってゲームをしまくったり、中学の頃は、3年連続で体育大会の応援リーダーなんかもやりましたねぇ…。

もう大昔の話ですわ。

ですが、大学に入ったあたりから、夏の度が過ぎた蒸し暑さに身体が悲鳴をあげ始めて、そこから夏もチックが酷くなりだしたんです。

大学時代は毎日楽しかったんで、特にチックの症状は気にならなかったんですが、さすがに就職した後はそうもいかないんですよね。

自分が就職したと同時にコロナが流行り始めて、もちろん仕事の時は常にマスク着用が当たり前って環境になったんで、もう息苦しくてしょうがない!
(まぁ、苦しい思いをしてるのは私だけではないのは承知していますが…)

自分の場合は介護職なので、利用者さんにコロナを移さないように特に注意が必要だから、就職してからはストレスが溜まる一方です。

それでも、介護に関する知識がほぼゼロの状態で入社した私にとっては、毎日が学びの連続ですね。

この記事を書いている今この時点で、就職してから1年半が経過しましたが、この約一年で私が何を学んだかを以下にまとめていきたいと思います。

2.初めての介護

厳密に言うと、初めて介護の現場に足を踏み入れたのは大学4年の夏です。
就活が終わったすぐ後に、一年後の就職に向けての準備という意味も含めて、大学の隣にある介護施設で4ヶ月間アルバイトで働かせてもらったんです。

そしてその後は初任者研修を受けて、無事合格しました!

しかし、就職して実際に現場に入ってみると、バイト時代に学んだことは(役立ったことももちろんありましたが)、ほとんど通用しませんでしたね(^_^;)

最初の7ヶ月は特別養護老人ホームで働いて、11月からは有料老人ホームに異動しました。

特養の頃は先輩に教えてもらってばかりで、それをただただ言われた通りに繰り返し実践するって感じでした。
もう正直言って最初の一年は、一日を乗り切るだけでもう手一杯でしたね。

ただ自分に与えられた仕事をこなすことに精一杯になりすぎて、周りを見ることが全くできていなかったと思います。

仕事で楽しいことといえば、利用者さんと会話することくらいですね。
自分、人見知りなんで職場の先輩とはあまり話せなくて、利用者さんとはよく話してます。

たぶん、今が一番キツい時期だと思います。
これを乗り切れば、ようやくこれまでの頑張りが報われるんじゃないかと思える時が来ると、自分はそう願っています。

3.人間の"尊厳"とは何か?

職場では毎日学べることが沢山あります。
ですがその一方で、この介護の仕方は本当に正しいのか?と疑問に思うことも多々あります。

他の業種についてはよく知りませんが、私が勤めている介護の現場では、職員によって介護のやり方がバラバラで、教えてもらうときに先輩職員で教え方にばらつきがあると、こっちが混乱する時がよくあります(アルバイト時代もそうでした)。

さらに、介護長からは困った時はフロアのリーダーに従うように言われているんですが、フロアのリーダーの指示が現場の職員らに伝わっていないことも時々あります。
それが利用者さんに対する介護に影響することがよくあります。
職員によって介護のやり方にばらつきがあって、それを行う根拠もバラバラ。
本当に利用者を第一に考えているのか?と思いたくなるような言動を行う職員も時々いたりします。ですが、自分は新人なんで反論しても結局は言い負かされます(ったりめーだ、うぬぼれんな!)。

新人なんでね。引くべきとこは引きますけど。
(なんか会社の愚痴をただ吐き出してるみたいでスイマセン…)

ですが、よく考えてみてください。

介護の世界では、高齢者の尊厳を守ることと、自立した生活を守ることを大切にするように謳ってますよね?

ですが実際に介護の現場では、こんなことが起きてますよ。

・利用者さんに対して赤ちゃん言葉で話しかける。
・お手洗いの場所が少ないからトイレ前に車椅子の行列ができる。
・トイレに行きたいと言っている利用者さんに「オムツを履いているから大丈夫です!」と言って聞かせる職員がいる。
・夜のナイトケア時に車椅子で立ち上がりが困難な利用者さんのパジャマへの更衣をお手伝いしない(本人は着替えたいと言っているのに)
・本人は肺炎が悪化するから風呂には入りたくないと言っているのに風呂に入るよう強要する職員がいる。
・車椅子で立ち上がりが困難な利用者さんの目の前で「何でこんなに部屋が汚いの!?」と言う類の発言をする職員がいる(その利用者さんは自分で居室を綺麗にできないため傷ついたと言う)。
・帰宅願望が強い利用者さんに怒鳴り散らかして帰れないことを伝える。
・そもそも利用者さんに対して敬語を使わない。

自分がこの一年半で職場で気になった点をザッとまとめてみました。
こうやってまとめてみると、ほとんど有料老人ホームでの出来事が多いことに気づきました。
有料は特養よりも介護度が低いからか、職員の意識が低いんですね。それが良いか悪いかはまた別の話ですが。

…で、何が言いたいかというと、こんな現状で「利用者さんの尊厳」とか、どの口が言うんですか?と私は声を大にして言いたい。

だけど、自分はまだ介護の現場をそこまで沢山見て回ってるわけでもないし、何せ社会経験がまだ浅いこんな若造の言うことなんて誰も相手にしないと思う。

要するに、私にはまだ"経験"が足りないと思うんです。

前にも書いた通り、私は最終的には差別や偏見をこの世から無くしていけるようなそんな活動をしたいと思っています。
その目標を実現するために、今やりたいと思っている計画が、いくつか頭の中で沸々と眠っている最中です。
これから色々と経験を積んでいきたいと思います!

いつか世界を変える、のはたぶん無理だからせめてそのためのちょっとした助力になるために。

久々の投稿でしたが、何となく言いたいことは伝わったでしょうか?

皆さん、コロナには十分気をつけて、夏を満喫してください。
今日もありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。
失礼します🙇‍♂️

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