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仕事復帰1週間経過 思ったこと

仕事に復帰してから1週間が経過しました。
今のところ体調に異変はありません。このまま何もトラブルなく続けていければ良いのですが…。

私の場合、寒すぎたり暑すぎたりすると体調を壊しやすいので、今のこの春の暖かい季節がちょうど体調的には楽です。

私の持病のトゥレット症候群については、これまでに何度もnoteに投稿してきましたが、改めて説明しますと、トゥレット症候群には、音声チックと運動チックの2種類の症状があり、細かい症状の種類に関しては人によって千差万別です。
トゥレット症候群によるストレスやイラつき、汚言症、自傷行為などの二次症状もあり、この病気について理解を深めるにはそういった部分も視野に入れなければいけません。
世間的には、トゥレット症候群よりもチック症という呼び名の方が広まっているかもしれませんね。
トゥレット症候群とチック症の違いについて言いますと、チック症は小さな子どもに発症しやすいのですが、稀に私のように、大人になっても症状を引きずる人がいます。つまり、トゥレット症候群とはチック症が慢性化・重症化した場合の呼び名だということです。

気になる方はぜひご自分で調べてみてほしいです。
このトゥレットに限らず色んな障害や難病について世間の人たちが理解を深めるには、知識をつけるしかないと思います。

世間の健常者とされる人たちに病気のことを知ってもらうには、障害や難病についての情報を発信して、共有していくしかありません。

なので、私は自分の病について隠すつもりはありません。むしろ皆さんに知ってほしいです。

日本人は差別をしないという印象が強いと思いますが、私からしたら、まだ世の中全体で見たら、障害や難病に関する理解度、というか認知度は低いと感じます。

ですが、人が他人のことを完全に理解するのは難しいのも事実ですよね。人は十人十色。人によって好物も特技も趣味も考え方も価値観も苦手なものも違います。
健常者と障害を抱えている人間だったら立場や境遇が違うわけですから、尚更理解するなんて難しい話です。

それは学校生活の中でも社会に出た後でも、介護現場でも、海外でも、あらゆる場面で遭遇する人類共通の課題だと思います。

自分と異なる人種や民族、障害や難病を抱えている者、自分とは違う神を信仰している者など、自分達とは違うコミュニティやグループの人間を排除しようとするのは、かつて1万年前に人類が農耕生活を始めて、貧富の差や身分の差が生まれた時から芽生えていた人間が生き残るための術。
私たちが他人を差別するのは、太古の昔からDNAに刻まれた本能そのものだと私は考えています。そうしないと昔の人類は、外から来た勢力に滅ぼされてしまうからです。

ですがそれは昔の話。
現代の私たちには知識とコミュニケーション力と、団結力があります。
要するに、相手を知らないから恐れるんです。恐れは差別や偏見、誤解につながります。

グローバル社会が叫ばれる昨今、世界中の色んな人とスマホ一つでつながれるようになったので、私たちは世界に目を向け、様々や立場や境遇の人間についての理解を日々深めていっていると思います。
今はYouTubeなどで価値のある情報を、家にいるだけで無料で手に入れられるような便利な時代です。この日本において私のような意見を持つのは、もしかしたら時代遅れかもしれません。

ですが、私自身が自分のトゥレット症候群が理由でこれまで、周りから白い目で見られたり、バカにされたり、冷たい対応をされたり、自分の気持ちを理解されなかったりした経験が何百回、何千回とあったので、それが私の差別を無くしたいという気持ちの原動力となっています。

私と同じく、トゥレット症候群に悩まされている当事者の方や、当事者の親御さんにもこれまでにお会いしたこともあります。
私の症状は軽い方ですが、自分より重い症状を持っていて、私よりも辛い体験をした方が沢山いることも十分理解しています。

私が何度倒れてもなお、介護の仕事を選び続けているのも、トゥレット症候群がきっかけであり、差別や偏見を無くしたいという気持ちが根底にあります。

どうか、「障害」が「障害」でなくなる世界がいつか来ますように…。
「普通」と「異常」というふうに人を分けない世の中がいつか来ますように…。

今日は以上です。
読んでいただきありがとうございました。
失礼します。

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