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れるく

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Ps.れるく(れるくによる詩のまとめ) 設定:3月3日生まれ。16歳の女の子。趣味はSNSの閲覧、投稿、いいね。可愛いものを集めることで、自分を誤魔化しながら生きている。また、携… もっと読む
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記事一覧

夢見る白紙

単細胞、君に何て悪口を言ってしまうよ 橙の宇宙が、僕の過去に入り混じる時まで 電車に揺ら…

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水色の吐息

遠く、華やかな世界に手を伸ばす、こんなに 余白が生まれても、人生は続いてく 「終わりは、い…

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Moon dust

紫陽花を噛んで、心が融け出してく 私は、Moon dust へと逃げ場を求めていた 冷雨が時計塔の針…

75

花園に私達だけ

ああ、花びら一つ零れ落ちて ピンク色したヘアピン、外してみる 涙で潤んだ世界に、もう君は居…

79

桜と翼

この道先に、何があるのか まだ、知らない桜木の人々へ このまま殻を破らず、雛鳥のまま 白い…

61

Breathe

灰色の教室を見つけて入ってきたのは、気が利かないね 天使だって悪魔だって、僕を非常識に殺…

65

青空の人

春が訪れない街の波止場で 見上げた朝は確かに紐づいていた 生きることも僕には遠くて 窓の外を妄想する事も、退屈かな? 砕けた青い空が鮮やかに色付いて 小瓶に詰めた景色、心を透過してる... 果てしなく続く明日に、零れ落ちた僕だけが 置き捨てられた静寂を見上げている 春雨の光を宿して... 僕は此処に居るの?鈍色の桜に問い掛けて 七度五分の嘘は、もう聞き飽きたよ 変わりのない綺麗な日々だけに包まれる 牡丹雪に、溜め息が有りました 弾けた曇り空に鮮やかな虹を見る 小瓶から

腹痛

電車に揺られて涙を拭う 慣れた腹痛なら、お手の物さ 窓越しには、朝焼けの空 君が言うほどに…

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君へ、誰かより

笑って駆け抜ける夕焼けを 近付きすぎて、重なる想いの日々を この胸の中に閉じ込めて 校庭か…

51

余命線

「あ、ここから。君が繋ぐだろう。」 人生が始まる1分前の事 「あ、次の言葉は何かな。」 期待され…

42

Lv(エルヴィー)

欲しいものは傷がついた シャネルの香水より優るもの 苦いものが嫌いなので お砂糖に混ぜた親…

20

Recording

何もない時間だけ、また過ぎていく 蓄音機に吹き込んだ夢物語に耳をすまして 他愛のない痛みな…

18

マイズナー

ほっと、一息つける常識はもはや 兼ね備えてないな むしろ、甘えてコーヒー飲み干したら 火傷…

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愚者

やっちゃった どうしようもなく嫌われるエゴ 本能が支配している優順不断 「1人じゃない、2人でもない」 から回っては自己嫌悪 本当は大嫌いを裏返した銀河 暗い闇を指し示す希望が 「嘘じゃない、嘘じゃない」 勘違いもほどほどに だけど、感覚がなくなって 味もしなくなる そうだった 一汁一菜を大事にしなさい 何回も言い聞かされてたのに 続かない心の縛り さあ、オムレツに塗った蜂蜜を食べて 後悔だって理想にするんだ 欲しがりの急所はどちら? 本当は ぼんやり生きる小鳥の