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【メイブリックマム】待ってた!暑さ全開のミリオンロックフェスティバル

あっつい。

数日前まで梅雨でもないのに雨模様の金沢だったが
この日を待っていたかのように太陽が観客を出迎える。
日傘持ってきて正解だわ。

朝日がまぶしいフェス当日の金沢市内


6月の金沢百万石まつりと同日に行われる音楽フェスティバル、
その名も

百万石音楽祭~ミリオンロック~

その2日目、6月4日のオープニングアクトとして
メイブリックマムが出演する。

「高校生バンド」という肩書を脱いだ4人の
初めての演奏が、ここ金沢を代表する音楽イベント。
卒業後しばらく表立った活動をしていなかったこともあって
期待度はそりゃあ上がりますって!!!

会場である石川県産業展示館(通称:産展)に着くと
舞台である4号館の前にはそこそこ列ができていた。
みんなメイブ目当てなのか!?
多くの人が期待を寄せているのがよく伝わった。

開場を待ってると中からリハーサルが聞こえる。
それだけでもテンションが上がってくる。
加えて今回の舞台では新曲が披露されるという噂も。。。

ああもう落ち着かない。
お願いだから早く会場開けてくださーい。

開場の時間となり、
腕に着けたピンクのバンドをスタッフに見せ
いそいそと駆け足で中に入る。

遅れを取った分、前にはそこそこの観客が既に陣取っていたが
メンバーが豆粒状態になるほどではない。

メイブオリジナルタオルとラバーバンドを身に着け
戦闘準備は整った。


入場券代わりのバンドとラババン


暗いステージにうっすら人影が見える。
そしてそれぞれが楽器を手にし、軽く音を合わせたと思うと
会場がバアーーーーーンとライトの光で真っ白になり
今までに感じたことのない爆音が全身を包み込んだ。

Good morning,everyone!!


ボーカル大史くんの第一声が会場に響き渡る。
ライブやイベントは夜が多いから
「おはよう」の挨拶はなんだか新鮮だ。

「ZONE」でこの日のトップを切った。
3月のホールワンマンライブよりも更に大舞台に立つ4人だが
その大きさに飲まれることなく、
むしろのびのびと楽曲を楽しんでいるように見えた。

ZONEが終わると、聞いたことのない
小気味よいギターフレーズが流れてきた。
もしや…これこそが新曲では!?


ギターからベース、そしてドラムと重なるイントロが
爆発的なノリを導き出す。
ダンサブルな演奏から一転して歌いだしはスローテンポ。
なのにサビは再び縦ノリといった転調に転調を重ねた
やけに中毒性のある一曲。

やがて乾いた風がきらめき~♪

ここでピンときた人もいらっしゃいますね。
そう。
この新曲こそが今秋、ラジオ局39局をジャックした
メイブリックマムの「Fancy」である。



ドカンと新曲を披露したところで更に
「Super Face」でボルテージを上げにきた。
ライトをつけたスマホを大きく掲げ、一心不乱に振りかざす。
やっぱりライブには欠かせない1曲だ。


演奏の迫力もさることながら
ボーカル大史くんの驚異的な声の伸びに圧倒されてしまった。
高校卒業してからしばし沈黙のメイブだったが
その裏で日々努力を積み重ねていたことが手に取るようにわかる。

そして「希望の歌」でみんなの内に秘めた情熱を歌い上げ、
ラストはベースの効いたイントロでおなじみの
「Monster」で会場は一丸となった。
みんな、飛び跳ねろー!!

30分に及ぶ大音量のステージは
朝であることも忘れてしまうほどの熱狂に包まれた。

小さなライブハウスとも、街のホールとも異なる
体育館のような建物での武骨な音に身を任せる感覚は
まさにロックといわんばかりの荒い感じが独特だ。
演者も観客もガチンコでぶつかり合うような感じ。
双方に見合ったエネルギーがないと飲み込まれちゃうな。

久々のメイブにテンション爆上がり❗



それにしても久々に見たパフォーマンスでのメイブの成長には驚愕させられてしまった。

大舞台に飲み込まれることなく
きっちりメイブリックマムの世界観を観客に見せつけた。

この後しばらく県外でのライブが続くらしい。
きっと行く先々できっちり爪痕を残してくるだろう。

みんな本当にお疲れ様!
爆音に身を委ねる
心地よい疲れを体感させてくれてありがとう。

さて、次に彼らのステージを仰ぐのはいつだろう?
大きな楽しみを終えた寂しさと
次に繋がる楽しみが混じりあう中、
暑さの残る産業展示館を後にした。

Super Faceタオルを掲げ、ご満悦な筆者

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