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カッコつけて読書を始めた私の備忘録




1. 読書を始めたしょうもない理由


「趣味は読書です」

そう自己紹介することに憧れて、

読書をするようになりました。

新型コロナウイルスに感染し、時間が持て余された時期には特にたくさんの本を読みました。

本を読んでると没頭しちゃって、気づいたらすごい時間経ってるし、
気づいたら夜中の1時になってて、急いでベッドに入る日だって少なくない。

そんな私の、最近読んだ本の紹介とその本のおかげで気づけた大切なことをお話ししようと思います。

『ひと』

2.「ひと」を読んで

「ひと」小野寺史宜
高三の頃から気になってた本をやっと読みました。

あらすじは、両親を次々に亡くした主人公(20歳)が、金銭的理由から東京で大学を中退して、偶然出会った惣菜屋さんでアルバイトをしながら、色んな人と出逢う話。

この本を読んで気づいたことは、

「絶対起こらない」って思ってても、いつ自分に降り掛かってくるかわからないことがある。

「この人はこんな人だ」と思い込んでてそうじゃない時も、思ったままな時もある。

「もう辛い、終わりだ」と思ってても、意外と周りにひとはいる。助けてくれるひとがどこかにいる。この世にいないひとであっても。

「根拠はないけど、こう思う」って時、大体当たってるし合ってる。

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        目の前のその人は、一人しかいない

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ふっつーに毎日を過ごしていても気づかないことってたくさんある、
ってことに気付かされた本です。

ヒューマン系なのに、恋愛も入っていて。ん、ヒューマン系だから、というべきかもしれませんが、、、(笑)
こういう系の本に惹かれちゃうんですよね。

ひとのこと嫌いになっても、自分のこと嫌いになっても、
ひとは代われないし
一人しかいないし
それは自分だってそうだし

そのひとからされた嫌なことが、とても小さなことだったとしても、そのひとを嫌いになったり、苦手になったりする。でも、
そのひとなりの優しさだったりするし。そのことに気づくのに、時間がかかっても、その「記憶」「出来事」を大事にすることくらいなら私にもできるな、と思いました。

2022.1.10.成人式 地元の友達

3.目の前にいるひとを、大切にする。

地元の友達と久しぶりに会うと、
「ああ、この人って、こういうことを自然にできるひとだったな」と気づくことが多くあります。
まだ二つの手で数えられるくらいの年齢だった頃から一緒にいる友達は、私の性格や価値観を形成してくれた木の根っこのような存在。
九州という小さな国から、東京という大きな国に出て、新しいもの、知らなかったことをたくさん知っていく反面、
ひととして生きる上で忘れてはいけないことを、知らぬ間に忘れていってしまっていました。

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      「素の自分って、どんなだったっけ?」

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こう悩む日が、上京して、圧倒的に、というか、とても増えました。
地元にいたころは抱いたことのなかった悩み。
自分とは周囲の人にとってどんな存在なのか。全くわからない時期がありました。

でも、こんな時こそ、地元で過ごした家族や友達との日々を思い出して、「昔の自分だったら、こういう時迷いなくこうしてたな」と思い出すのです。思い出すことで、昔の自分と今の自分とのギャップに苦しくなるときもあるけど。

それでも自分と向き合う勇気があれば、目の前にいる誰かを大事にできると思います。

この本の主人公聖輔にも、同じ年齢でしかわからない悩みがたくさんあって、でもそれを共有できる家族がおらず、孤独感を感じるのですが、
大学の友達や偶然再開した地元のクラスメイトと過ごすことで、彼らしさを取り戻していきます。

自分らしさを保つことができるような、
取り戻すことができるような”ひと”との出会いって、
本当にキセキだなと思います。

出会いの春、別れの春。

父ちゃんと母ちゃんが熊本の人じゃなかったら
地元に家を建てなかったら
公立受験に失敗してなかったら
出会えなかったひとたちがたくさんいるんだなあ
出会えなかったわたしがいるんだなあ
と考えると、心がポカポカしてきました。

この私のnoteを読んでくれている人はほぼいないけど(笑)、

「こんなやつと喋ってくれてありがとう」
「仲良くしてくれてありがとう」
そう思っています。

常々、私は話にオチもまとまりも無いし、感情の起伏は激しいし、声はデカいし、ボケっとしとるなって反省してます。
(他にもたくさんあるけどこれくらいにしとく)

でも、ひとを大事にしたいって気持ちは、誰にも負けないです。
というか、負けたくないです。
負けないつもりです。
そんな気持ちで毎日生きてます。

この投稿は、『ひと』を読んで思い出した大事なことを、忘れないようにしておくためのものです。

まあ、ひとを自分以上に大事にしすぎると、
自分が損しちゃう時もあるし、
これから社会に出れば損ばっかりになっちゃうかもしれないけど。
それでも、
自分の譲れないところは、ひとを大事にするところだと自信を持って言えるように毎日生きていきたい。

だいぶ自己満ですが、最後まで読んでくださったかたがいらっしゃるのであれば、

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。☺️


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