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「webディレクター育成講座」で学んだこと

こんにちは。
webディレクターのmeiです。

先日、サービシンクの名村さん(@yakumo)が実施している講座「webディレクター育成講座」に参加させてもらいました!

今まで、ディレクターの業務についてちゃんと時間をとって体系的に学べる機会がなかったので、とても勉強になりました。

今回はその振り返りとして、講座を受けて学んだことをまとめてみようと思います。


講座に参加したきっかけ

私は、異業種からディレクターとしてweb業界に転職して現在2年目になります。

うちの会社では、今までは社長がディレクション業務も行っており、ディレクター職の人はいませんでした。
そして現在もディレクター職は私一人です。
小さい会社なので...

そのため、ディレクターとしてどんな風に仕事をすれば良いのかよくわからず、完全に自己流で、手探り状態でここまできました。

果してこの進め方で良いのか、もっといいやり方があるんじゃないか...と日々悩みながら。

特に転職した当初は、お手本となるようなディレクター職の先輩がいたらいいのになとよく思いました。

また、横のつながりもほとんどなかったので、他の会社のディレクターの人は普段どんなことを考え、どの様に仕事をしているのか知りたいと思っていたところ、
名村さんのTwitterとラジオでこの講座のことを知り「なにかヒントがあるかもしれない!」と思い、参加させてもらいました。

webディレクター育成講座とは?

株式会社サービシンクの代表でwebディレクターの名村さんが開催するセミナー。
2000年から開催し、のべ800人受講しているそうです。


●会期:2021年1月9日〜2021年2月6日(毎週土曜日、全5回)
●時間:10:00〜17:00(ランチ休憩含む)

詳しくはこちら
https://servithink.co.jp/seminar/202101-web-director-training-course/ 

webディレクターとしての考え方や業務の進め方等についての座学と、最後に班ごとに分かれてワークショップを行うという流れで開催されました。

また、今回は初めてオンラインで実施。

オンラインの場合、質問するタイミングが難しかったり、
ワークショップで同じ班の人と相談がしにくかったりと、少し難しい部分もありました。

一方で、基本的には全員カメラをオンにして顔が見えるようにしたり、チャットで質問した内容も適宜回答してもらったりもしたので、思ったよりも距離は近く感じました。

講義中、自分もカメラに写っていますし、たまに「どう思う..?」と振られることもあるので、オンラインだからといって気は抜けません...!!笑


講義が終わった後に自由参加の「放課後」の時間もあり、質問や相談に乗ってもらえたのもよかったです。
名村さんはもちろん、他の参加者の方からもアドバイスを頂きました。

みなさんほんと優しい…


とても濃い1ヶ月間でしたが、特に参考になった話、講座を受けて実践していることをまとめてみます。


なにがあっても黒字で終わらせる  コスト意識の重要性

ディレクターとしてのコスト意識の重要性について。

講座を受けて、コスト意識がまだまだ甘いということに気づきました。

お客さんからのちょっとした追加要望に対してなかなかお金の話をしにくいし、品質をあげるため、お客さんの要望を叶えるためについ色々やってあげたくなってしまう。

1つ1つはたいして時間がかからないものでも、作業を積み重ねると膨大な時間になることもある...

お金の話って言いにくい所があるけれど、正当な金額はもらうべきだなと改めて感じました。

また「お金の交渉はクリエーターを守ることにもなる」という言葉もささりました。

自分のためと思うと、まぁこれくらいいいかなと思ってしまうのですが、クリエーターさんのためと考えきちんと交渉しようと。

自分の時間の使い方についても意識するようになりました。

具体的には、受注金額の内のディレクションに関わる費用を時間単価で割って、1つプロジェクトに自分がどのくらい時間を使えるのか、気にしながら業務を行うようにしました。

実際計算してみると、意外と使える時間って短いんですよね。

その時間を意識することで、集中して作業するようになり、悩みすぎることや、全部自分でやらろうとしすぎなくなって、結果的には効率的に時間を使えるようになったなと思います。

聞くのではなく「聞き出す」

ディレクターにとって重要なヒアリングスキル。

クライアントさんにヒアリングする中で、なにが課題なのか、なにが強みなのか言語化されていなかったり、本人も気づいていないことって結構あります。

相手が気づいていないニーズをいかに聞き出せるか、
ただ相手が話していることをそのまま聞くのではなく「聞き出す」ということを意識したいと思います。

また、ヒアリングを行う上で、基礎的な知識がないと会話も続かないし、知識の無さは信用問題に関わると…

未経験でディレクターに転職したため、いまいちwebの構造や仕組みがわかっていない部分があったので、講座で教えてもらった本を早速購入して少しずつ読んでいます。


「書き手」側が少しだけ工夫すれば、受け手の仕事をだいぶ削減できる

文章の書き方について。

クライアントさんとのメールのやりとりなど、きちんと意図が伝わるよう文章の書き方には気をつけているつもりでいましたが、
数ヶ月後に自分が書いた文章を見たときに、意味がわからないことが何回かありました。

自分で書いているのに...

また、社内向けに共有や連絡事項などを行う際、社内のメンバーだし伝わるよね、と思ってしまい、結構ざっくり書いてしまうことがあります...

●書き手が「これでもいいだろ」と楽をすると読み手はその数倍「読み解く時間」がかかる
●書き手が数十秒かけて補足するだけで読み手の数分、数十分を削減できる

→「書き手」側が分かりやすく書く方が圧倒的に理解は早い

これ、確かにそうだなと思いました。

自分が受け手のとき、文章の意味がわからなすぎて、数行の文章を読み解くのに、数十分かかることがたまにあります。

分かりにくい文章って、主語が抜けているだけだったり、ちょっとだけ補足を書けば伝わる文章になったりします。

この少しの作業で読み手の時間を大幅に削減できる。

社内向けの文章含め、読み手の時間を奪わないよう、より気をつけるようになりました。


問題解決につながる企画書、プレゼン

講座の最後に開催されたワークショップ。

とある企業から、webサイトをリニューアルしたいという要望がありコンペに参加するという設定で、企画を各班で考えプレゼンするというものでした。

初めて話すメンバーの方と、限られた時間の中でどうやって企画を作れば良いのか....
しかもオンラインで。すごく難しかったです…

1週間後に各班が考えたものをそれぞれ発表したのですが、
普段、他の会社の人のリアルな企画書を見ることや、リアルなプレゼンを聞くことってなかなかないので、とても勉強になりました。

数字を用いて説得力のある内容になっていたり、資料が見やすかったり、説明が論理的であったり...

コンペの企画書やプレゼンってこうやってやればいいのかと…

普段コンペに出ることはほぼないのですが、企画書を作成することはあるので、参考にしたいなと思いました。

また、後日プレゼンの動画を共有してもらえたので、自分の発表も見返してみました。

全くそんなつもりはなかったですが、「え〜」とか「あの...」を何回も言っていました。
そして声が小さくて自信がなさそう...

人前で話す際の課題もたくさん見えてきました。


さいごに

日々、目の前の仕事とサイトの納期に追われ、自分の業務について振り返る、見直す機会が持てていなかったので、この講座を通し、改めて色々と考えるきっかけにもなりました。

ディレクターとしてどのように考えどう行動すれば良いのか、たくさんヒントをもらった気がします。

学んだことをこれからの業務に生かしていきたいと思っています。

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