資産運用の最大の魅力

記事を覗いて頂きありがとうございます。
紙飛行機です。
前回の記事で時間を味方につけると書きましたが、その真意について書いていきます。

それは資産運用の最大の魅力【複利】です。

【複利は人類最大の発明。知ってる人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う。】
アインシュタインの名言の一つとして有名ですよね。

資産運用をする際に収益をどうするのかを選択します。
選択肢は単利か複利です。

単利とは運用で得た収益を毎回受け取るという事。
複利とは運用で得た収益を再投資して元本に組み込むという事。

ん？これが人類最大の発明？
大袈裟なんじゃない？
と思われた方もいると思います。
しかし複利✖️時間となるとその差はかなり魅力的となります。
時間を掛けるというのは要するに長期運用です。

簡単な例をあげます。
【元本100万円】【年間収益１%】【５年間運用】
単利の場合の利益は50,000円です。
複利の場合の利益は51,010円です。
その差は1,010円です。

これに対して
【元本100万円】【年間収益１%】【20年間運用】
単利の場合の利益は200,000円です。
複利の場合の利益は220,190円です。
その差は20,190円です。

どうでしょうか？
ちょっと数字が弱いですね。笑
よりリアルな数字に変えてみますね。

【元本100万円】【年間収益5%】【30年間運用】
単利の場合の利益は1,500,000円。
複利の場合の利益は3,321,942円。
その差は1,821,942円です。
※株式投資の平均利回りは年間５%前後と言われています。
（Google検索から引用）

どうでしょうか？
これはさすがに魅力的な数字ではないでしょうか？
もちろん運用期間が長くなればその差はどんどん大きくなります。

前回の記事で【資産運用を始めるなら早い方が良い】と書きましたが
これが根拠です。

おいおい。待て待て。
年間収益がマイナス（損益）になったの話しは無しかよ。

こう思ったあなたは鋭い。。。
運用期間中に投資商品の価値が暴落し、元本が減ったときは単利の方が良い場合があります。

例えば
【元本100万円】【１年目収益5%】【２年目で30%大暴落】
単利の場合の損益　　1,000,000✖️0.3=300,000円
一年目の収益          50,000円
　　通算損益　　300,000−50000=250,000円
　　　元本　1,000,000−250,000=750,000円

複利の場合の損益　　10,50,000✖️0.3=315.000円
一年目の収益　　元本組み込みの為　　　０円
　　通算損益　　　　　　　　　　　315,000円
　　　元本　1,050,000−315,000=735,000円

その差15,000円､､､
上記のような場合は複利運用の方が元本の目減りが大きくなります。

いやいや。え、じゃあ結局どっちがいいの？

答えは【正解はない】です。
すみません。笑
しかし少なくともアインシュタインは複利推しです。
そして私も複利推しです。長期投資なら。

ここで紹介するのは投資をする人の共通の信念の話しです。
少しオカルト感が出ますが
投資家は【経済は右肩上がり】という信念のもと資産をリスクに晒して運用しています。
簡潔に書くと【人間の欲望が経済を成長させる】というものです。
その信念が投資の優位性です。

この信念にも実は根拠があります。
世界のGDPを見ると短期的には上下動を繰り返しながらも長期的には確かに右肩上がりで推移しています。
だから資産運用も長期投資の方が優位性が高い。
そして長期投資で威力を発揮するのは複利ということです。

少し脱線してしまいましたが
投資には元本が減るリスクが付きものです。
だから余剰資金で運用するのが大前提ではあるが、とはいえ損益は出来るだけ小さくしたい！

次回はそんな悩みを解決する方法について書いていきます。
最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。