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交換ノート12: Give することと、うけとることと

交換ノート10回にして、note と cakes をひきいる加藤貞顕さんのインタビューが入りました。いしたにさん超グッジョブです。みなさんぜひ聞きましょう。サービス開始一週間目での印象や、noteに期待していることなど、ざっくばらんに語られています。

交換ノート11:noteはじまって1週間経ってないけどどうよ

交換ノート11:noteはじまって1週間経ってないけどどうよ(文字起こし)

なにが素敵って、オーディオnoteだった元の投稿を、大島剛さんが文字起こしをしてくださったこと。これもnote内でコグレさんが呼びかけ、大島さんが応じるという形になっていて、さすが若いサービスでは起こりがちな奇跡の展開です。

文字起こしされたnoteは投げ銭型の有料コンテンツですが、もちろん購入しました。こういうのはお金のやりとりとはいわない気がするんですよね。11のなかでも語られていましたが、感謝に対してコミットする行為、贈与の一形態というわけです。

与える行為、Give については、話題になっている Give and Take という書籍でも書かれていて、とても関係すると思うのです。

この本の骨子は職場などで「人の手間や時間を与えるよりも奪うことのほうが多いTaker」と、与えることの方が多いGiverを比較した際、Giver は最も搾取されている層に多いのと同時に、なぜか組織のトップにも多いという調査結果について書いています。

要するに、Giver は周囲に惜しみなく情報を、チャンスを、人と人のつながりを提供することによって、自分の周囲の仕事のパイを広げてゆくという力学について書かれているのです。

同じことは、セス・ゴディンによる Lynchpin という本にも書かれていて、Gift を与えること、Gift の経済がいまとても重要だという内容です。

Gift だから無償というのではなく、価格がついていてもいいというのがちょっとわかりにくいでしょうか。

たとえば絵を描いて1000円で売る時に「この絵は1000円の予定だから、ここを描くひと手間は1050円分になってしまうからこのへんで切り上げよう」ということはあまりしませんよね? というか、する人から何かを買うことはあまり想像できない。

つまり値段には乗らない、前のめりの情熱だとか、読者への愛だとか、そういったものに意気を感じてポチっとするわけですが、情熱や愛もみえないものなのに対して、意気に感じるという部分も見えにくい。

課金コンテンツにはその感情の流れを可視化して、担保して、誤解なく伝える役割もあるような。このあたり、もう少し言語化したいですぞ。

でもここらで面白いnoteの事例やアカウント紹介などでしょうか?




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