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ピボットテーブル11Q (3)元データの明細が取り出せる!?

1.ドリルスルーは便利そうですが・・??

ピボットテーブルの値フィールドのセルをクリックすると、
データ明細が、別シートに出力されます。

ドリルスルー

「これ、大変便利です!!」と紹介されています。

「これ、大変危ない??」という人は、ほとんどいません。

私は、「便利だけど、セキュリティに気を付けて使おう」
と紹介しています。
それは、

便利・・分析に大変役立つ
危険・・無意識にデータ流出を生じる

2.データキャッシュの特性を理解して使う

Q2でデータキャッシュを紹介しました。
メモリに記憶されていますが、「ドリルスルー」で取り出せるのです。
ポイントが3つあります。

①見えているレポートの大きさではなく、隠れているデータが
すべて出力される。

②データキャッシュに取り込むと、「元データ」は必要ない!
 ピボットテーブルには、全てのデータが隠れている。

③ピボットテーブルにデータキャッシュを保存する・しないの選択は、
 オプション設定/データ で行う

3.隠れメニュー オプション/データの設定がポイントです!

オプション設定

①ピボットテーブルは、生きている!


 元データを保存 =データキャッシュが残ります 
 詳細表示可能  =ドリルスルー可能 
  
セキュリティ確保 ・・ピボットテーブルを社外に送信にしない!

ピボットテーブル・・データ保存の設定になっていると、
元データが無くても、全データが隠れています。

データ保存の設定を解除して「更新」をすると、
エクセルの保存をすると、データは残りません。
ファイル容量も小さくなります。

ファイルを開いても、ピボットテーブルは使えません。
「更新」すると、ピボットテーブルが復帰します!

ファイルを開くときにデータを更新する設定を☑すれば
更新の時間がかかりますが、自動で立ち上がります。
※同じエクセルに、元データが保存されている場合です。
 元データが無いと「更新」できないので、
 セキュリティ確保ができます。

②データキャッシュは、ゴーストが残っている!


フィルタ―、スライサーに、元データに無いアイテムが表示される!
こういう不思議なケースがあります。

これも、データ設定に「削除されたアイテムの保存」に「自動保存」の
チェックがされているからです。 自動→なし に変更してください。

自動↔なし

この設定は、アンケートの集計など、レポートが見やすくなるので、
大変便利な機能です。
◎フィールド設定 の使い方を知らないと、使いこなせない機能です!


結論:目に見えない「データキャッシュ」の
   特性を理解して使おう!



ピボット姫と学ぼう!(3)半死体の呪い・・知らずにデータが流出!!サンプルに挑戦!


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