専門家として生きることに迷った話。

自分の経験、考え、性格が、専門家として向いてるとは思えなかった。こんな自分がなってはいけないとまで感じていた。そこで、とある教授に迷いを伝えてみた。
すると、予想外なことに恐ろしく論理的な答えが返ってきた。

「僕は今までの経験が専門家として活きるとは思ってない。全く別の話だ。専門家の人間性が見えたとしても、それは専門家としての人間性であり、その人の全てではない。例え自分の性格や経験が専門家として向いてないとしても、専門家として行動したとき、プライベートの自分とは関係ない」

冷たいような、それでも私を救ってくれたような言葉だった。自分の経験が、性格が、気持ちが、将来なりたい専門職の壁となると思ってた。でも教授は、それは関係ない、別の世界だ、壁にならないと言ってくれた。専門職に就いたとき、専門家としての自分の知識、技術、経験、人間性を作り出して進み続ければいい。専門家としての自分はこれからだ。そう言ってくれてるような気がした。

この考えを嫌う人がいるかもしれないと感じつつも、私にとっては視点を変えてくれる大事な考えだった。

ありがとうございました。

2022,05,24

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?