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めぐるピープル09「WakuWakuサロン」

こんにちは、めぐるスイッチのスイちゃんです! 地域で活動する人たちを紹介していく連載記事「めぐるピープル」。今回は、ここ数年よく耳にするアルバムカフェをはじめ、子育てや中国伝統医学に関する講座などを開催し、地域の学べる居場所づくりに取り組むWakuWakuサロンのお二人にお話を伺いました。


誰でも気軽に、作ったり学んだりできる“居場所”です

色とりどりのカードやシール、様々な形の紙製パーツがずらりと並ぶ、集会所のテーブル。参加者はおしゃべりを楽しみながら、お気に入りの写真をシールや装飾パーツで飾り付け、コラージュして一つの作品に仕上げます。

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これは、デコレーションした写真を部屋に飾ることで思い出をより大切にでき、自己肯定感もアップすると人気の「アルバムカフェ」と呼ばれるワークショップのひとコマです。
WakuWakuサロンではこのアルバムカフェをはじめ、キットパスという画材を使ったアートやクラフト工作、健康や子育てに関する様々なイベントを企画運営しています。

“自分たちの楽しい”が、“みんなの楽しい”につながる喜び

「活動していて嬉しいのは、やっぱり来た人が喜んでくれることですね。作品を作れた時の子供たちのドヤ顔とか」そう話すのは、片倉さん。「すごいでしょーみたいな感じで『写真撮って』ってやって来たりしてね」と、塩澤さんが続けます。
「4年、5年と通ってくださっている子の表現力を、すごいね!って親と一緒に成長を喜べるときなんかは、やっぱりすごく感動しますね」

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もともと学ぶことが好きで、新しいことを知るのが楽しいというお二人。
最初は別の方が運営していたWakuWakuサロンに講師として関わるうち、運営に携わるようになったのだそう。子育て中のお二人が企画しているので、自然と今は子育て系の講座が多くなっているといいます。
「基本的には自分たちが楽しいと感じることを基準に企画しています。それがみんなの楽しいに繋がったらいいなと思っているんです。」

気持ちを受け止め、WakuWakuを持ち帰れる居場所

学校に通えなくなる子は年々増えています。そして学校に行けなかったらもう終わりだ、という気持ちになってしまうご家庭や、幼稚園が合わなかったといって気持ちが暗くなり、親子で引きこもってしまったケースも。「居場所がひとつしかないというのはすごく苦しいですよね」と話す塩澤さん。

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「コロナ禍で受け皿がますます減っているように感じます。子どもたちの逃げ場がない。だからこそ誰でも気軽に参加できて、ちょっとでもWakuWakuしてもらえるような居場所づくりをしていきたいですね。生きてるって楽しいよねって、伝えたいんです。」
きっぱりとした塩澤さんの言葉に、強い想いを感じました。


ワクワク人物

WakuWakuサロン 塩澤美由紀さん(右)、片倉裕枝さん(左)
公式サイト:facebookInstagram
写真提供:WakuWakuサロン
取材日:2021.9.15(記者・スイちゃん)
活動分類:地域交流、子育て支援、文化・芸術

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