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タイム写シーン02「成増坂」

こんにちは。めぐるスイッチ・まつもんです。

「タイム写シーン」第2回目は、成増坂です。「成増坂って成増のどの辺だっけ?」と思う人もいると思います。川越街道をとおって、板橋区から和光市につながる部分、板橋区で最後のゆるく長い坂道です。

Googleマップで示そうと思ったら、坂道の名前で拾えませんでした。坂道に面している神社、新田宿八坂神社で引用してみます。

長い坂道の始まりと言えるのは、成増駅寄りのビッグボーイ付近でしょうか。写真右手にビッグボーイ。そのすぐ奥から坂が始まります。

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今回の写真元は板橋区が発行した「わが街・いまむかし」です。明治になって始まった川越街道の改正の中でも、この成増坂エリアは短期で工事を急ぐことになり、ずいぶん大変だったそうです。

写真には「成増坂改さく工事(成増1丁目付近・昭和8年)」とキャプションがついています。崖というか、斜面が壁になってる感じがすごいですね。

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1丁目に成増坂全体が入っているので、写真の正確な場所は読み取れません。斜面の高さや、道の曲がり具合で、なんとなくこの辺かな〜という感じに撮ってみました。

どうでしょうかね? 斜面の見え方は小さくなりますが、もうちょっと引いてみると次のような感じです。

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別の資料では、当時の模様について、和菓子の田中屋さん5代目当主の話も載っています。

「(前略)4間道路が25m幅になる。みんなどうしてこんな広い道を造るのか、向こう側へ声もかけられないといって嘆いたものです。向こう三軒両隣の向こうがなくなってしまったのだから、マチ が違うようになってしまいましたね…」

 当時にしてみれば、驚くほど太い道だったんでしょうね。

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もともと曲がりくねっていた旧川越街道をまっすぐならしたのが成増坂であるそうです。なので、古い写真でカーブに見えていても、現在はまっすぐかもしれません。結局、撮影地点をこれ以上正確に知るのは難しそうです。

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あらためて、斜面側に渡って撮ってみると、写真にうつっていた崖の感じを現代でも同じように味わえたような気がしました。


参考資料 「わが街・いまむかし」(板橋区)、「写真は語る 総集編」(板橋区教育委員会)

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