4年生振り返りnote ゆか編
みなさん、こんにちは。めぐるめ4年のゆかです。2年間のめぐるめの活動もとうとう終わりを迎えました。今回は、2019年度に行った八王子パッションフルーツの商品開発をさーっと振り返ってみようと思います。3年生やこれから牛ゼミに入る2年生の中には、「商品開発やってみたい!」と思っている人もいるかなと思うので、よりその思いを後押しできたらと思います。
さて、実は私はゼミに入る前、いや大学に入る前から商品開発に興味がありました。千葉県のちょっと田舎の方で生まれ育ったのですが、学生が農家や企業と共同で地域の特産品を使ったお菓子やパンなどの商品を開発し、コンビニや道の駅などで売られているのをよく目にしていました。そういう商品ってすごく目に入るし、「この食べ物が地元で作られているんだ」みたいな発見に繋がることが多くて、興味が湧いて買うことが多かったです。そして、いつのまにか私も地元の人に愛されるような商品を開発して販売してみたいと密かに思うようになっていました。
そんなこんなで牛島ゼミに入った私は、過去に商品開発をしていためぐるめに所属することになり、3年生の秋から八王子パッションフルーツ農家の浜中さんや商工会の方々にご協力いただきながら、パッションフルーツの商品開発に挑戦する機会を得ました。
商品開発までの道のりは長く、「ザ・商品開発」という工程にたどり着くまでに様々な困難があったように思います。商品開発に関する知識がないところから、関係者の方々にお話を聞いて知識を増やしたり、商品開発にご協力していただくお菓子屋さんを見つけたりと、初めてのことばかりで大変でしたが、商品開発を0から自分たちの手で行っていく過程はかけがえのないもので、ドキドキワクワクしていたことを覚えています。
色々書きたいところですが、文字数も限られているので、この先は商品企画と販売過程をピックアップして書こうと思います。
商品企画では、自分たちで「何を作るか」「どんな商品にするのか」などを、商品開発にご協力いただいたペールノエルさんと相談しながら決めていきました。販売シーズンやターゲット、商品のコンセプト、生産者さんやお店の想いを色々と意識しながら、パッションフルーツの魅力を存分に伝えられる商品を考えました。「学生らしい発想で!」と期待していただくことが多く、みんなで必死に案を出し合ったのが懐かしいです。その会議の中で各自が案を1つに絞って発表する機会があり、そこで私は「ちょっと高級感のあるヤンヤンつけぼーのパッションフルーツ味」を提案しました。この案は採用されることはなかったのですが、先輩も同期も面白いと笑ってくれたのを覚えています。何度も会議を重ね、最終的には、パッションフルーツの香りとみずみずしさが際立つゼリーとビターチョコレートを合わせた商品が完成しました。どうですか~?
プロの手を借りて完成したものではあるものの、自分たちの想いや活動で実現したと思うととても思い入れが強くて、初めて試食した時の感動は忘れられません。このチョコレートに私たちは「太陽の石シトリン」と名付けました。シトリンはオレンジ色をした南アメリカ原産の宝石ですが、これらがパッションフルーツと見事に共通なこと、太陽のようなエネルギーを持つと言われていることが太陽の街八王子にぴったりなこと、そして商品の見た目が宝石のようにキラキラしていること、いろんな想いや共通点が満載の商品名になりました!この商品名、とっても気に入っています。
いざ、販売期間になると、私たちは店頭で商品PRをさせていただきました!お客さんに試食を渡して食べていただきながら、パッションフルーツのPR活動。「八王子で作られてるのは知っていたけど食べるのは初めて。すごく美味しいんだね」「八王子でパッションフルーツなんて育てられてるの!」など、様々な反応がありましたが、八王子の皆さんが喜んでくださる姿を目の当たりにすることができ、大きな達成感を得ることができました!また、1度購入して食べたところ、すごく美味しかったということで、その日のうちに追加で買いに来てくださった方もいて。少しでも自分たちの商品を通じて、パッションフルーツの魅力を広められた気がして、やりがいを感じました。
この商品企画を経て、商品を手に取ってくださった方々、企画に協力してくださったペールノエルさん、そして八王子パッションフルーツ農家さんがとても喜んでくださったことが、何とも嬉しかったです!さらに、私たちめぐるめメンバーも、それぞれ貴重な経験をすることができ、全者がwin-winな関係を築けることがやっぱりめぐるめの魅力かなと思います。
大学に入る前から憧れていた商品開発。地元ではないものの、東京の大学に通う大学生として、東京の特産物を目指す八王子パッションフルーツの商品開発に参加出来たこと、私にとってかけがえのない経験になりました!
この2年間、八王子パッションフルーツ関係者の皆様との活動を通して、これからの人生の楽しみも増えました。きっとこれから毎年夏になったらパッションフルーツを食べたいなぁと思うし、街でパッションフルーツの商品が並んでいたら買っちゃうだろうし、何でも学生と農家のコラボ的なのには目がいくだろうし、パッションフルーツをテレビで見たら釘付けだし、八王子パッションフルーツが今よりも有名になったら「自分も少し関わったんだぞ」って誇らしい気持ちになりそうです笑
お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。
来年度のめぐるめでも、生産者の方々のパッションフルーツに対する思いと、自分たちの熱量や好奇心をかけ合わせ、更に進化した活動を期待しています!OGとして素敵な活動報告を受けられるのが、今から楽しみです。
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