作品紹介!

巡って巡りまくる巡です!

さてさて。今回の作品は青春系ミステリの「友達としかみられない」です。
この作品は殺人や誘拐などがない、とても小さなミステリ。

〇あらすじ

これから夏が入りかかる季節。
大学4年生の渡貫詳(わたぬきしょう)は気の強い後輩の角川貴理(かどかわきり)と共に『お悩み相談サークル』に入っていた。
ここでは他人のお悩みや調査、謎を解いてしたが詳はいつもは面倒くさがるが、後輩の貴理に振り回されていた。

そんなある日に学食にて詳はクーポンを盗まれてしまい、そこにはWeb新聞のコピーの紙切れと死神のタロットカードが置かれていた。
最初はイタズラだと思われていたが、後日に同様の事件が起きたため。謎を解くことになった。
犯人は何の目的でこの犯行をやっているのだろうか?
これは小さな謎が甘くて切ない物語……

〇作品の魅力

この作品は小さな事件から始まり、数々の伏線がこの作品の謎につながります。
意味が無い伏線に見えますが、よくよく思い出すと大きな関係となっているため。無駄のない伏線が多いです。
そして主人公である詳は人と話すのが苦手で面倒くさがりな陰キャですが、彼の過去によって悩んでいる描写で人から避けようとしています。
しかしながら人間味のある思いや懺悔、悲しみがあるため。物語が進んでいきます。

〇良かった点と悪かった点

ではここからはよかった点も悪かった点を上げます。
ここでの基準はこの作品を本にした時にどのくらいに通用するかを基準にします。
ここは1人の元読み専の意見だなと思ってください

〇よかった点
・作品の風景や心理などの描写はとても良かった。
・小さな伏線を繋げ方はとても上手だった。
・キャラ自体が生きており、ハキハキとしていてとても魅力的だった。
・殺人や誘拐などがない青春ミステリはいくつかあるがWeb小説内では個人的に上位に入る
〇悪かった点
・作品の世界観の誘導が惜しかった。フラットにすれば、色んな人が入りやすくなる。
・謎が小さいもののため、目が付きにくいことがある。ポイントになる部分を強調してもよかった。

以上になります。
作品のURLはこちら

https://kakuyomu.jp/works/1177354054894572508

では次回は4/26に投稿します。それでは(∩´∀`∩)バィバィ