めぐる、3号/紙で伝える 「不思議の国の昔話」 こぼれ話
めぐる、の特集に焦点を当ててお伝えしていましたが
今回は巻末の方にある、コーナーのこぼれ話です。
徳島県民なら聞いたことはあるであろう「お遍路」。
そして「四国八十八ヶ所」。
みなさんはどれだけお寺の名前を覚えていますか?
徳島生まれ、徳島育ちの私ですが
恥ずかしながら最近までおぼろげでした…。
2つ、3つ言えるかな?そんなレベルでした。
お寺の名前を言えるようになったのは
めぐる、「不思議の国の昔話」の
コーナー担当になってから。
「お寺」とひとくくりに見てしまいがちですが
実は、お寺それぞれにまつわる説話があります。
どれもユニークで、時にはゾッとするものも。
いいことをすると幸せになれて
悪いことをすると罰を受ける。
それがとても分かりやすく
説話の中に書かれているんですよね。
どうやってこの説話を書いているのか…。
四国八十八ヶ所にまつわる
説話を集めた歴史本を読んで書いています。
もっと分かりやすく、かいつまんで言うと……
150年前くらいに書かれた書物を読んでいます!!
徳島大学の准教授で、四国遍路を研究しておられる
モートン常慈(じょうじ)先生監修のもと
お寺独自に出版している霊験記をお借りしたり
時には県立図書館に出向いて
霊験記の表紙を撮影させてもらったり…。
1880年代、1900年代に作られた本を読むと
歴史の重みを感じずにはいられません。
インパクトに残るような話
不思議な話、時にはちょっと怖い話…。
さまざまな説話を1話ずつ掲載しています。
「説話」という切り口から
四国八十八ヶ所を見てみると
新鮮に感じるかもしれません。
めぐる、3号は、十六番札所・観音寺
「悪行を思い出させる戒めの炎」です。
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