耳管開放症との付き合い方【音楽家の職業病】
約10年前から自覚がある症状、フルート奏者と【耳管開放症】の関係についてまとめます。
私のnoteを読んでいる方は「この人、病気だらけだな~」と思われるかもしれませんが、ジストニアも耳管開放症もある種の職業病だと考えています。
音楽家に取って大切な「耳」ですが、「耳」を悪くして引退する人も多く、予防とケアについても触れています。
耳管開放症(じかんかいほうしょう)は、耳管が通常のように閉じた状態にならず、常に開いたままになる状態のことを指す。耳管は、中耳と喉の奥をつなぐ管で、通常は閉じていますが、あくびや飲み込む動作によって一時的に開き、中耳の気圧を調整する。耳管開放症になると、自分の声や呼吸音が異常に大きく聞こえる「自己聴覚」が発生し、不快感や耳閉感を感じることがありる。
耳管開放症と音楽家
音楽家、特にフルートやピッコロといった高音楽器の奏者にとって、耳管開放症は重大な問題となり得る。以下は、その理由と影響である。
1. 高音の影響
フルートやピッコロは、他の楽器に比べて非常に高い音を発するため、耳に対する負担が大きい。長時間の練習や演奏により、耳に過度なストレスがかかり、耳管の機能に影響を与えることがある。
2. 音量と圧力
高音楽器の演奏は、音量も大きく、耳の内部に圧力がかかる。この圧力が耳管に影響を与え、耳管開放症を引き起こす要因となることがある。
3. 自己聴覚の問題
耳管開放症により、自分の演奏音が異常に大きく聞こえることがあり、正確な音のピッチやトーンを把握するのが難しくなります。これにより、演奏の質が低下し、プロの演奏家にとっては大きなハンディキャップとなる。
4. 集中力の低下
耳管開放症による不快感や耳閉感が続くと、集中力が低下し、練習や演奏に影響が出る可能性がある。
対策と予防
耳管開放症に対する具体的な対策や予防法としては、以下のようなものがある。
耳の保護
演奏時には、耳を保護するための専用の耳栓を使用することが推奨されます。これにより、過度な音量や圧力から耳を守ることができます。
特にピッコロを吹く人は練習では耳栓がマストである。
休息とケア
長時間の演奏や練習を避け、適度な休息を取ることが重要。また、耳の健康を維持するために、定期的に耳鼻科での検診を受けることも有効。
私も精密検査を受けたが異常無しだった。
ただ、フルートという高音を聴く事には特化しているが、低いHzを聴き取る能力がやや低かった。
体調管理
耳管開放症は、ストレスや体調の変化にも影響を受けることがある。バランスの取れた食事や適度な運動、十分な睡眠を心がけ、体調を整えることが大切。
耳管開放症は、特に高音楽器の演奏者にとって深刻な問題となる可能性がありますが、適切な対策や予防法を実践することで、その影響を軽減することができます。音楽家としてのキャリアを続けるためには、耳の健康を第一に考え、定期的なケアを怠らないことが重要です。
精密検査もしましたが、耳管が開きっぱなしや塞がりっぱなしに対する薬はあっても両方に効く薬はないとの事でした。
水分補給である程度緩和はされるそうですが、アマチュアしかりプロしかり、、長時間の練習は避けて耳を労わりましょう!!
最後までお読みいただきありがとうございます。
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